おはこんばんちは。
気になっていたタイトルである『SCHiM -スキム-』をプレイしてみました。
影から影へと移動していくというコンセプトですが、小学生の頃にやっていたことを思い出して、どこか懐かしい気持ちになりました。
それでは、『SCHiM -スキム-』のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One Xbox Series X|S Windows(Steam) macOS(Steam) SteamOS |
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プレイ機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2024年7月18日 |
ジャンル | アクション |
レビュー時点のプレイ時間 | 約4時間30分 |
レビュー時点のプレイ状況 | 一通りクリア コレクション収集は未実施 |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.3a |
良かった点
心地よい音
BGMや効果音については、非常に完成度が高く、印象に残りました。
特に、影から影へ移動する際の水たまりに飛び込むような効果音は、聞いていて心地よささえ感じるほどでしたね。
BGMもその場その場の雰囲気にぴったり合っております。
自分だけの「4色」で彩る世界
本作は、4つの色だけで構成された独特の世界観が特徴です。
シンプルながらも上手く彩られているのが良いですし、自分で色の組み合わせを変えられるのも楽しい要素のひとつです。
自分だけの世界を作り上げることができますし、色覚に配慮したサポートの意味でも、この機能はかなりありがたいと感じました。
ただ、デフォルトの配色に戻す機能がないのは少し不便でした。元の配色を忘れてしまうと、変更後に「やっぱり戻したい」と思っても戻せない…という状況になってしまうことも。その場合は、ステージを最初からやり直すことで元の配色に戻すことができますが、少し手間がかかってしまうのは惜しい点ですね。

イマイチな点
単調でだれやすい
プレイを通して唯一残念に感じたのは、ゲーム進行における単調さでした。
最初は楽しめたのですが、途中からは対象を追いかける → 対象が逃げる → また追いかける──この流れの繰り返し。
そのため、「どうせ逃げられるんだろうな…」と先の展開が読めてしまい、驚きがなくなってしまったのは、やはり惜しかったです。
また、対象が逃げる際に視点が強制的にそのキャラクターに移動する演出が入るのですが、これもスキップできません。1回あたりはほんの数秒とはいえ、それが何度も続くとじわじわとストレスが溜まってきます。
この流れが延々とほぼ全てのステージで繰り返されるため、景色こそ変わっても、やっていることはほぼ同じ。
文字やボイスで語るタイプの作品ではないため、プレイ体験そのものが単調に感じやすく、だれやすさに拍車がかかっていたように思います。
「こちらが追う側」ではなく「逃げる側になる」など、遊び方に変化がもう少しあれば、印象もだいぶ違ったのではないかと思います。
最後に
今回は『SCHiM -スキム-』を紹介しました。
影の中だけを進んでいくというコンセプトはユニークで、グラフィックやサウンドもとても良かったです。
ただ、ゲーム体験としてはもう一歩でした。
ステージ数は思っていた以上に多くので、ボリュームこそあるが、同じ展開の繰り返しが続くことで単調に感じてしまったのが惜しいところ。
これだったら短くても濃い体験のほうが、この作品には合っていたのではないかと思います。
やり込みとして制限プレイや収集要素なども用意されていますが、そこまでモチベーションを保つには至らず…。
期待していた作品だっただけに、その期待値には少し届かなかったかなというのが率直な感想です。
それでは、また。
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