おはこんばんちは。
このブログを始める前に『P3R』をプレイしていたのですが、その当時に楽しめた作品のDLCが配信されたということで、少し遅れてではありますがプレイしてみました。
『P3R』の完結編にあたる『エピソードアイギス』は、配信前から非常に楽しみにしていたエピソードでもあります。
それでは、『ペルソナ3 リロード エピソードアイギス』のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One※1 Xbox Series X|S※1 Windows(Steam・Microsoft Store※1) ※1 Game Pass対応 関連作品の対応機種無印PlayStation 2 ペルソナ3 フェスPlayStation 2 ペルソナ3 ポータブルPlayStation Portable | ||||||||
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プレイ機種 | Windows(Microsoft Store)PCスペック
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発売日 | 2024年9月10日 2024年2月2日 ペルソナ3 リロード本編 関連作品の発売日無印2006年7月13日 ペルソナ3 フェス2007年4月19日 ペルソナ3 ポータブル2009年11月1日 2023年1月19日 | ||||||||
ジャンル | RPG | ||||||||
レビュー時点のプレイ時間 | 約31時間 だるすぎてストップが多かったので実際は25時間ほど | ||||||||
レビュー時点のプレイ状況 | ストーリークリア 難易度:NORMAL>PEACEFUL(終盤) | ||||||||
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.173.0 |
良かった点
BGMの完成度はやはりシリーズクオリティ
ここはペルソナシリーズならではの安定感とも言えるが、BGMのクオリティは今回も非常に高いですね。
正直、本編と比べても「追加された楽曲があるかどうか」くらいの差しか感じられないDLCでした。
それぐらい本編と変わり映えしないってことですね。
特に印象に残ったのは、奇襲時限定で流れる『Don’t』です。これが流れるからこそ「奇襲しよう!」というモチベーションにもなっていたほど。
『Mass Destruction』も健在で、イントロの違いはあるものの、本編で耳にしていたものとはまた違った良さがある。
『Heartful Cry』も個人的にお気に入りの1曲。
Game Passでの気軽なプレイ
本作はしっかりとGame Passに対応しており、これも嬉しいポイント。
ゲーム自体の出来については正直厳しいところがあるものの、Game Passに加入していれば追加料金なしでプレイできるという手軽さは大きなメリット。
そして、面白くないと感じたらすぐに別のタイトルに切り替えられる気軽さもGame Passの良さだと思う。
パッケージなら中古で売るという選択肢もあるが、DLCは買ったら最後なのでこういったサブスク対応はありがたい。
ということで、当時俺がGame Passに加入した方法も以下に紹介しておきます。
- AmazonでXbox Game Pass Coreを購入(最大36ヶ月分まで可能)
- マイクロソフトストアでXbox Game Pass Coreのコードを適用
- Coreから Ultimateに変換する(Coreの2/3ヶ月分が変換できる)
詳しい方法は『ゲーパス 変換』とかで検索。
- AmazonでXbox Game Pass Core 36ヶ月分を14769円で購入
- Xbox Game Pass Ultimateに変換すると24ヶ月分となり、1ヶ月616円(端数切り上げ)
※変換せずに普通に加入すると当時は月額1210円だったが、今は新規だと1450円
※Coreも年額5378円から6500円に値上げしたが、Amazonでは現在も4923円(2024/08/03 11時時点)
※購入したCoreの期間によって割引率が若干異なり、最大となる36ヶ月分を購入して変換が一番オトク
イマイチな点
新鮮味が無い
プレイして真っ先に感じたのが、DLCならではの新要素がまったく無いことでした。
俺はペルソナシリーズのゲームシステムは割と好きなんですが、本編で感じた「タルタロスの攻略がややダルい」という印象が、本作では完全に悪い方向に出てしまっています。
本編では、だるさを補って余りあるストーリーの良さやコミュニティ要素があったから、先を見たいという気持ちが勝っていました。
しかし、本作はそれらの要素を排除。舞台が3月31日だけなので、学園生活もコミュニティも一切なしです。
ポロニアンモールは存在しますが、できるのは買い物くらい。やることはただただダンジョンを進むだけという構成で、風景も単調。
タルタロスのように階層で景色が変わるわけでもなく、延々と同じような景色を見せられるのは正直きつかったです。
DLCとして20〜30時間遊べるのは良いことかもしれませんが、その中身があまりに薄い。
だったら5時間程度でもいいから、戦闘システムを一新してP5Sのようなアクション系にするなど、中身のある体験をさせてほしかったと思いました。
必要だったのか、このエピソード
最後までクリアはしましたが、正直このストーリーは必要だったのか?という思いが残りました。
確かに本編のラストは切ない終わり方ではありますが、それでも主人公がやりきったという強い印象を受ける美しい締め方だったと思っています。
それをわざわざ引っ張り出して、「実は未練がありました」的な内容を見せられるのはちょっと…。
最終的には「過去を振り返って、未来へ進みましょう」みたいな流れになりますが、そもそも掘り返さなくてよかった部分なんじゃないかと。
実際どうしたかったかはわからないけど、アイギスを主人公に据えるためにワイルドの力に都合よく目覚めさせた感じもして、ストーリー構成としては無理があったと感じました。
さらに、物語を動かすための対立役としてゆかりが選ばれた構図も少し強引で、あえて空気を悪くするような立ち位置になっていたのは残念。
このあたりは『テイルズ オブ ゼスティリア』でロゼを無理やり立てた構成を思い出してしまったほどです。
さすがに本作はDLCで完結しているぶんマシではありますが、それでも「なぜこれを描いたのか?」という疑問が残るDLCでした。
別に「主人公が生き返ってハッピーエンド」みたいな展開を求めていたわけじゃありませんが、
あの綺麗な終わり方をわざわざほじくり返す必要はなかった──それが率直な感想です。
どうしても好きになれなかったメティス
アイギスの妹役として登場するメティス。
冒頭でいきなり天田を叩きつけたシーンのインパクトが強いだけに、そこから何事もなかったかのように仲間になる流れは、正直モヤっとした。
こういう言い方は良くないかもしれないけど、いくらペルソナ使いとはいえ、最初に手を出した相手が明らかに弱い立場の天田というのはどうなんだろうと思いましたね。
もちろん、だからといって真田や順平を狙えば良かったという話ではないにしても、あの登場の仕方でしれっと味方になるのは違和感がありました。

正直、最後まで好きになれなかったキャラでした。
とはいえ育成しておかないと後半の戦闘がしんどくなるので、よりにもよって好きになれないキャラクターを使わざるを得ないのは辛い。
最後に
今回は『ペルソナ3 リロード エピソードアイギス』を紹介しました。
俺は『P5』からペルソナシリーズに入って、そこから『P5R』→『P4G』→『P3P』→『P3R』とプレイしてきました。
このシリーズ自体、「なんでもっと早くやらなかったんだ」と後悔するぐらいにはハマったタイトルで、本編はいずれも本当に楽しめました。
それだけに、今回のDLCには正直がっかりしました。
DLCって本来なら「本編を楽しんだ人がさらに深く世界を楽しむためのもの」で、本編にプラス要素を加えてくれるものだと思うんですよね。
でも本作に関しては、プレイしてもプラスにはならなかった。
ゲーパスで遊んだから金銭的には負担があったわけじゃないけど、それでもすごく時間を無駄にした気分になった。
最初は意地でもNORMALでクリアしようかと思ったけど、そこまで意地を張るほどの作品じゃないなと感じて途中からPEACEFULに切り替えてサクッとクリアしました。
今思えば、こっちで正解だったと思います。
長くて中身の薄い作品より、短くても骨太な作品で遊びたいですね。
それでは、また。
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