おはこんばんちは。
Nintendo Direct 2025年3月27日に紹介されて気になって購入しました。
ようやく時間が取れたので、プレイしてみた感想をまとめます。
それでは、『Project:COLD case.mirage』のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | Nintendo Switch Windows(Steam) |
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プレイ機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2025年3月28日 |
ジャンル | デスクトップ型ミステリーアドベンチャー |
レビュー時点のプレイ時間 | 約8時間 |
レビュー時点のプレイ状況 | ストーリークリア |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.1 |
良かった点
真実が明らかになっていくストーリー
記憶を失った主人公が謎の少年に導かれ、とある火災事故の調査を進めていくストーリーです。
主人公の記憶が徐々に戻っていくだけでなく、その火災事故の真実も明らかになっていく展開が非常に良かったです。
ただ、登場人物が限られているため、次の展開が予想しやすい部分もあり、そこまでは少し我慢が必要な場面もあるかもしれません。
調査システムの独自性と楽しさ
今回はブラウザを使ったり、監視カメラの映像から特徴を見つけたりと、PCをフル活用して調査を進めていきます。
被害者のスマートフォンにアクセスするためにパスコードを特定したり、音声や人物の画像からデジタルデータを生成して話を聞いたりと、調査している感覚がしっかり味わえました。
PC自体は古臭そうな見た目なのに、やっていることは意外と画期的というギャップも良かったです。
こうして集めた証拠を元に少女たちの嘘を暴き、真実に近づいていく展開も楽しめました。

イマイチな点
タッチ操作や進行不能など不具合が多め
割と不具合が起きやすい印象でした。
ドラッグ&ドロップやタッチ操作の決定が急にできなくなることが何度もありました。
さらに、演出が起こるはずの場面で発生しなくなり、進行不能になることもあります。
体感では、通しでプレイしていると起きにくいものの、スリープモードからの復帰後に発生しやすい印象でした。
再起動すれば改善しますが、そのたびにソフトを開き直す必要があるのは面倒に感じます。
ゲーム内で操作するPCは低スペックなのかと思うほど頻繁に起こるので、そこまでリアルに再現する必要はなかった気もします。
コントローラーは後悔するほどの操作性
コントローラーでの操作はかなり厳しいです。
ボタン操作でショートカットキーのようなものが使えれば、だいぶマシになったと思います。
携帯モードではタッチパネルが使える分、多少はマシですが、それでもマウス操作とは比べ物にならないほど差があります。
キーボード操作はやりづらく、指でのダブルタップがクリック判定にならないため、結果的にスティックでカーソルを動かす必要がある場面も多く、操作性の悪さがかなりストレスになりました。
ちなみに、Switchでもマウス操作ができると知ったのはクリア後でした。
ワイヤレス・有線どちらのマウスも試してみたところ、多少の遅延はあるものの、思ったより快適にプレイできました。
最初に公式ホームページをチェックしておけばよかったと後悔しています。
やるならマウス推奨です。これだけでプレイ体験がまったく変わります。
パスワード探しにおける疑問
ゲームの進行中にパスワード探しがあるのですが、なぜパスワードが共通なのか疑問に感じました。
IDがランダムで特定されにくければまだ理解できるものの、IDは予約者の名字がそのままサイトに掲載されていて、予約者の名字がわかってしまえば第三者でも簡単にその予約者リストを閲覧できてしまうという、不正アクセスし放題のような状態です。
本作自体はそういった悪質な作品ではありませんが、サイトの設定として成り立っていないのは明らかに気に入りませんでした。
予約者のスマホデータを調べたり、その人物をデジタルデータとして生成して話を聞く要素は面白かっただけに、この部分だけ非常に雑に感じました。
最後に
今回は『Project:COLD case.mirage』を紹介しました。
システム面はかなり好みでしたが、起こるべき演出が発生しなかったりと、進行を妨げられる不具合が多かったのは残念でした。
また、本作をプレイするならマウスは必須ですね。
Switch2なら、Joy-Con2のマウスを使って遊べたらいいなと思います。
普通のマウスと比べると操作性は劣るかもしれませんが、それでも十分アリだと個人的には思います。
それでは、また。
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