おはこんばんちは。
『チョコボの不思議なダンジョン2』に付属していた不思議なデータディスク2の体験版で初めて触れた『サガ フロンティア2』。当時はBGMの良さに惹かれてプレイしてみたいと思っていましたが、結局遊ぶ機会はありませんでした。今回リマスター版の発表を受けて、ようやくプレイすることにしました。
それでは、『サガ フロンティア2 リマスター』のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 Windows(Steam) iOS iPadOS Android |
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プレイ機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2025年3月28日 |
ジャンル | RPG |
レビュー時点のプレイ時間 | 約17時間 |
レビュー時点のプレイ状況 | ストーリー1周クリア |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.1 |
良かった点
戦闘とイベントの倍速機能
リマスター版では戦闘やイベントを倍速で進められる機能があり、これが非常に便利でした。
特に戦闘は通常速度だとかなりテンポが遅く感じるので、3倍速でプレイできるのはありがたかったです。
コマンド式なのでスピードアップしても操作が追いつかず困ることもなく、育成もかなり楽になりました。
イベントは倍速を使うとストーリーが分かりにくくなりそうだったので使用していませんが、戦闘の倍速化はプレイ体験を大きく向上させてくれました。

80年近くにも渡るストーリー
ウィル・ナイツとギュスターヴ13世から始まる物語が約80年にわたって展開されるのは非常に良かったです。各キャラクターのストーリーを年表形式で追いながら、出会いと別れを繰り返しつつエンディングへ向かう流れはとても魅力的でした。
キャラクターによっては「最後がどうなったのかもっと深く知りたかった」と感じるものもあれば、「この終わり方で良かった」と思えるものもあり、多彩なストーリーが楽しめたのも良かったポイントです。
特に印象的だったのはギュスターヴ13世の結末で、どこかで生きているのではないかと思わせるような終わり方が秀逸でした。

その後の展開もしっかり描かれていて、物語の厚みが増しているのも非常に良かったです。
安定のクオリティを感じるBGM
元々体験版でBGMの良さが印象的でしたが、製品版をプレイしてもその期待は裏切られませんでした。
体験版で特に印象に残った「Roman」や「Feldschlacht I」はもちろん、派生する「Feldschlacht II」から「Feldschlacht IV」まで、どれも素晴らしい曲ばかりでハズレがありませんでした。
イマイチな点
年表形式によるテンポの悪さ
年表でストーリーを追う仕組み自体は良いのですが、かなり短くすぐに終わってしまうシナリオも多く、全体的にテンポの悪さが気になりました。
シナリオが終わるたびにセーブの確認が入り、またシナリオ選択画面に戻る流れが少し煩わしく感じる場面もありました。
シミュレーションパートの物足りなさ
一部のシナリオでシミュレーションRPG要素があるものの、操作性があまり良くなく、戦闘自体もあまり面白く感じませんでした。
敵将との歯ごたえのある戦闘を期待していましたが、実際は少し強めの取り巻きを倒すだけでクリアとなり、倒している感覚が薄かったです。
ほとんどの敵がHP100で技もほぼ同じものを使うため、戦闘が単調で物足りなさを感じました。

最後に
今回は『サガ フロンティア2 リマスター』を紹介しました。
初プレイでしたが、素直に面白かったです。
同じサガシリーズでも『ロマンシング サガ2』と『サガ フロンティア2』はかなり違いますね。ロマサガ2はフリーシナリオなのに対し、本作は年表に沿ったストーリー構成なので、一つ一つの物語により没入感がありました。
戦闘は倍速機能のおかげで快適に進められた分、育成は少し雑になってしまい、気づいたら術や技が勝手に閃いていてサクサク進みました。ただラスボスだけは別格で、これまで詰まることがなかったのに一気に難易度の高さを感じ、2時間ほどラストバトルに向けた育成に時間を費やしました。
それでも辛勝だったので、オリジナル版だったら倍速機能が無いので、もっと時間がかかってかなりきつかったんだろうなと想像できます。
リマスター版の発売は嬉しいですが、もしリメイクが出てくれたらさらに楽しめそうで期待しています。
それでは、また。
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