【シャインポスト】忖度無しでレビュー・感想を綴る

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おはこんばんちは。

Switch2のローンチタイトルが発表された時点で、移植でもなく新作であることから確定していた1本。
こういうアイドル系の作品は初めて購入するけど、どんな作品なのか楽しみにしていました。

それでは、シャインポスト Be Your アイドル!のレビュー・感想を綴っていきます。

目次

作品概要

2025年6月12日時点の内容です。

対応機種Nintendo Switch 2
プレイ機種Nintendo Switch 2
発売日2025年6月5日
ジャンルアイドル×経営シミュレーション
レビュー時点のプレイ時間約55時間
レビュー時点のプレイ状況全キャラクターの個別エンディング達成
全キャラクターのバレンタインイベント達成
全グループ武道館ライブ成功
ヒロインストーリーズ読破
レビュー時点のソフトウェアバージョンVer. 1.0.0

プレイ動画

全グループで武道館ライブを成功させた時の動画

良かった点

メインモードで経営者兼マネージャー気分

5年間で武道館ライブを成功させることを目標として進んでいくモード。
23人いるアイドルの中から1年ごとに10名ずつ選出され、その中から5名を選んでいく形になるが、原作を知らなくても好きなように選んで組み合わせられるようになっている。
現に俺も見た目の好みだけで選んでいました。

アイドルの組み合わせ次第ではイベントもあるので、そこは原作向きなのかなと思っていたが、意外とわからないなりに組み合わせても問題ないですね。
たまたまアニメ視聴後にプレイした際は、HY:RAINのメンバーが揃ったので選んでみたところ、5人揃ったイベントとかは無かった(たまたま起こらなかっただけかもしれないが)ので、お好みで良いあたりとっつきやすさも感じた。

ランダムでもたまにこういう事があるのも良い

アニメは中野サンプラザで終わっているので、メインモードでTINGSを揃えて武道館ライブを達成なんてことをやっても良いんじゃないかとも思います。
一応、ヒロインストーリーズでTINGSとして武道館ライブをやっているけど、最初はゆきもじ視点なので、初めからTINGSが揃った世界線でメインモードでやってみるのは有りだと思います。

ストーリー性はそこまで高いものではないが、バッドエンドのところだったり、一つ一つの話はしっかりしていると思いました。

バッドエンドはきついが、失敗が武道館ライブ成功の原動力に

5年間で武道館ライブを成功させることが目標だが、最初の3年間は5人のアイドルと3年の契約を結びます。
1期生は3年目の終わりまでに武道館ライブを成功できなかった場合、強制的に解散です。

ちなみに、1期生から3期生の間で1組でも武道館ライブの成功ができなかった場合は強制的にバッドエンドです。
しかも1期生と2期生は解散させられた後の話は全く無く、その後登場すらしません。
世知辛いですねぇ。

1期生は特に施設すらない状態からスタートするのに対して、3期生はある程度環境が整った状態でスタートすることから、3期生の武道館ライブ成功は比較的簡単です。
俺もそうでしたが、初見でも3期生だけは武道館ライブ成功にできたという人は多くても、1期生からいきなり成功したという人はそんなに居ないと思います。
何が言いたいかと言うと、1期生と3期生でスタートラインが違うのに、そこは考慮しないし、アイドル達の夢を追わずに経営者の都合で解散させられるあたり、めちゃくちゃ不公平さを感じるし、俺自身もめちゃくちゃ納得行かなかったんですよね。
アイドルだって目標があってオーディションを受けて、1期生としてデビューをしたのに練習施設すら無い事務所で3年目で武道館ライブできなかったから解散って、この経営者兼マネージャーは刺されても文句言えない。

そんな1期生が可哀想過ぎて、この経営者兼マネージャーにはと怒りが込み上げてきたが、小夢さんが言いたいことを全部言ってくれました。

プレイヤーに変わって言ってくれてスッキリ

そんなわけで、このバッドエンドは絶対にスッキリしません。
現実のアイドル事情はわかりませんし、もしかしたらこれでも優しい方で、実際にはもっとダークなのかもしれませんが、それでも本当にしんどかったです。

だからこそ、今後バッドエンドを見ないためにはどうしたら良いのかを考える原動力に繋がりましたし、無事に全グループの武道館ライブが成功した時は非常に嬉しくなりましたね。
アイドルのライブには全く興味がないし、行ったことも無いけど、そんな俺でもここまで思えるって逆に凄いし、俺自身もここまで動かされるとは思いませんでした。

ヒロインストーリーズは原作ファンにも

メインモードは、今作から登場したキャラクターを含めた23人から選ぶというオールスターの仕様で、原作に沿ったものではなかった。

このモードでは原作をベースに、嘘を見破れる能力を持った敏腕マネージャーがTiNgS以外のマネージャーをしてみたらどうなるかというifの世界線が楽しめるようになっている。
俺も最初はシャインポストの原作の存在すら知らずにこのモードをプレイしたけど、話がとても良かった。

原作では見られないライブも見られる

知らなくても楽しめるようになっているけど、原作を知っていると更に楽しめるモードですね。

俺はアニメを全話視聴しましたが、アニメも良かったので、可能であれば原作にも触れたほうがいい。
今ならサブスクで簡単に見られるので、良い時代です。

アニメもそうだけど、ストーリーの作り込みが本当に良いです。

個性豊かで能力も考えられているキャラクター

ゲームのオリジナルキャラクターも含めて23人もいるのに、どのキャラクターも個性があって良い。
23人も居て、ここまで被っていないのも凄いなぁと思うし、小夢さんといったアイドルじゃないキャラクターも含めて、被っているキャラが居ないのも良い。

ちなみに、キャラクターごとの能力もしっかり考えられているように感じた。
特にアニメを見た後だと、TINGSは能力の設定が原作通りだとより分かるようになっている。

まずはダンスが苦手でスタミナも無いシーンがアニメで描かれているけど、Yellow Roseでガラッと会場の空気を変えるほど歌が上手い理王はボーカルが高い。
そして、紅葉がアニメでもダンスが上手いところがしっかり能力に反映されている。
杏夏は安定はしているけど、それ以上ではないところを結構アニメでも突かれているが、それでも立ち直るメンタルを持ち合わせているし、雪音は引っ張っていく力という部分でカリスマが高い。
そしてオールマイティで最強の春と、特徴をしっかりと捉えていて、細かい点だけど作り込まれていると感じた。

最後に俺のおすすめは青葉ですが、アニメを見た後だと理王も良いなと思いますね。
ただ凪もかわいいし、ヒロインストーリーズの蓮も良いし、正直魅力的なキャラクターが多すぎる。
ちなみに、理王と誕生日が一緒だったのはちょっとびっくりした。

ライブ会場やキャラの動きが良い

今作の魅力はやっぱりライブ。
タワレコといった小規模から、武道館といった大規模へと規模がどんどん大きくなっていく過程が楽しいし、アイドルがしっかり動いてくれるのが非常に良かった。

ちなみに、好みのアイドルで好きな配置で楽しめるのは、AI歌声ライブラリのおかげらしい。
AIと聞くと否定的な意見もありそうだが、やはり様々なパターンで声を当てるのは大変だろうから、少しでも楽しんでもらうための技術として使われるなら全然有りだと思う。
アニメと同じ組み合わせでライブをすると、アニメとは若干違うと感じることはあるけど、そこまで違和感があるわけでもないし、こういう技術のおかげでバリエーションが増えて自分だけのグループや配置を考えられるのは良い事なので、今後どういう進化をしていくのか楽しみです。

あと、育成状況で歌の上手さが違うようにできているというのがすごいですね。
育成状況ではないのだが、メンタル不調と通常時でも違いがあるのかなと思って、以下の動画で比較してみた。

メンタル不調でミスった時の0 to Infinity
通常時の0 to Infinity

聞いてみると、メンタル不調状態のほうが元気がない感じはありますね。
ミスしたからこうなっているのか、メンタル不調だからこうなっているのかまでは分からないけど、何にせよこういった違いが作り出せるのは驚きです。

ライブ以外も動きや表情豊か

ライブ以外の会話時と言った場面でも動きだったり表情が豊かだなぁと感じた。
会話一つでも細かい動きや表情があるし、アイドルとはまた違った一面が見られるのが非常に良かったですね。

こういう目も可愛い

こういうアイドルのイメージと現実のイメージが違うというギャップもまた良い。

楽曲に外れなし

色々な楽曲が収録されているけど、どれもよいですね。
5人用の曲はもちろんのこと、TiNgSやゆらシスやFFFといった5人じゃないユニット用の楽曲があるのも非常に良いですね。
ライブビューワーでアニメと同じような再現ができたりもするし、このアイドルにこれ歌ってほしいとかもできるので、色々な組み合わせで楽しんでいきたい。

ただ、On Your Mark!!が収録されていないのが気になったので、DLCで楽曲追加あると嬉しいかな。

ちなみに、シャインポストの楽曲はApple Musicでも配信されているので、全部ライブラリに突っ込んでおきました。
プレイリストはこれから作るが、ウォーキング中に聞くBGMが増えて嬉しい。

イマイチな点

振り返る要素が欲しい

メインモードでは結構な数のイベントがあって、中には特定のアイドル同士の絡みもある。
体感で結構な数があると感じましたが、これを体感としか言えないのには理由があって、そのイベントがどのぐらいの数があるのか、またはどれぐらい見たのかといったことが確認できる機能がないので、全くわかりません。
回想としてそのシーンだけを振り返ることもできないので、非常にもったいなく感じました。

個別のやりとりやイベントの振り返り、そしてイベント時のCG集が見られると良いな。

CGも結構あるが、振り返れないのは勿体ない

3年目を超えると難易度が下がる

今作で一番難しいのは、3年目に一期生が武道館ライブを成功させること。
4年目からは一期生が居なくなることでマネージメントする人数が減るし、段々と楽になっていく。
年数が経つほど施設のレベルも上がり、資金にも余裕が出てくるので、システム的に仕方のない部分ではあるけど、4年目以降楽になっていくのはちょっと気になった。
3年目を乗り越えて軌道に乗った会社と同じようなものなのかもしれないが、ゲームとしては少し物足りないかな。

最初こそ難しいと感じたものの、何回かやっていると全グループを武道館ライブで成功させるための行動がある程度パターン化されて分かってくるので、3年目を乗り越えればもうウイニングランといってもいいでしょう。
とはいえ、俺は最後のグループで武道館の予約をし忘れたり、武道館ライブのセトリは5人全員揃った曲を3曲以上組み込む必要があるのに2曲しか指定しなかったりと、最後の最後でやらかしているので油断は禁物です…。

最後に

今回はシャインポスト Be Your アイドル!を紹介しました。

Nintendo Switch 2のローンチは殆どが他機種でも発売している作品ばかりだけれども、今作は独占であることから買わないという選択肢はありませんでした。

ちなみにシャインポストはラノベやアニメなどの複数メディアで展開されている作品ですが、今作をプレイするまではその存在すら知りませんでした。
原作知らなくてもゲーム自体は楽しめますが、もっと楽しむためにアニメを全話通しで視聴したが、ブルーレイを買おうか迷うほどにアニメの完成度もめちゃくちゃ高い神作品だった。
ストーリーの完成度も高いし、キャラクターや楽曲も含めて、非の打ち所がありません。
今シャインポストを見るなら、U-NEXTやdアニメストア等のサブスクが良いと思いますが、今はYoutubeで期間限定配信も始まっているので、そちらから触れてみるのも有りだと思います。
俺みたいに作品は知らないけどSwitch2版買いましたという人向けに、シャインポストという作品を知ってもらえるきっかけとなればいいですね。

今回はたまたまSwitch2の独占タイトルというだけで手に取った結果、本当に良い作品に出会えたので、スマートフォン版の開発中止からSwitch2専用タイトルとして発売してくれたことに感謝しかありません。
Switch2と一緒に買って損はない神作品なだけに、Switch2が欲しい人全てに行き渡ってないのが本当に悔やまれます。
マリカセットの他にシャインポストセットを選べるようにしても良かったのでは?と思えるほどの作品。
Switch2と一緒に買うならマリオカート ワールドがおすすめかもしれないが、11,000円を追加してSwitch2のひみつ展と一緒にシャインポストも勧めたいレベル。
ちなみに今回パッケージで購入したんですが、デジタルデラックスエディションを買い直しています。

そんなシャインポストですが、これで終わらずにDLCも出してほしい。
先にも触れたOn Your Mark!!が収録されていないなど、ところどころで追加DLCを匂わせるところはあるので、ちょっと期待して待つことにします。

◯の部分が空いているので新キャラ追加ありませんか…?

ここまでシャインポスト沼にハマった結果、長いこと綴ってしまいましたが、最後に一つだけ。
2025年10月29日にZepp Shinjukuにてシャインポストの3Dバーチャルライブがあるので、こちらも申し込みました。
第一部ではTINGSのメンバー、第二部では声優さんのイベントのようです。
日程的に現地は厳しかったものの、オンラインで参加できるので現地に行けなくても参加できるのは非常に嬉しい。

それでは、また。

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