【ゼルダ無双 封印戦記】『ティアキン』が好きならプレイするべし!【レビュー】

当ページのリンクには広告が含まれています。

おはこんばんちは。

ついに『ゼルダ無双 封印戦記』が発売されました。
本作は『ティアーズ オブ ザ キングダム』へと繋がるということもあり、発表時からずっと楽しみにしていたタイトルです。

それでは、『ゼルダ無双 封印戦記』のレビューを綴っていきます。

目次

作品概要

2025年11月10日時点の内容です。

対応機種Nintendo Switch 2
プレイ機種Nintendo Switch 2
発売日2025年11月6日
ジャンルアクション
レビュー時点のプレイ時間約48時間30分
レビュー時点のプレイ状況ストーリークリア
マップ達成率100%
難易度はいろいろプレイ(主にノーマル)
レビュー時点のソフトウェアバージョンVer. 1.0.1

良かった点

『ティアキン』へと繋がるストーリー

これまでの『ゼルダ無双』シリーズは、良くも悪くもifストーリーとしても楽しめる作品でしたが、本作は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の冒頭で過去に飛ばされてしまったゼルダ姫の視点から描かれており、『ティアキン』の史実にしっかりと繋がります。

『ティアキン』の「龍の泪」で見られるムービーは、本作でも部分的に見られますすが、本作ならではのオリジナル部分が要所を丁寧に補完して、本作の魅力はもちろんのこと『ティアキン』の魅力もより高めてくれる内容になっています。
結末がわかっていても、やっぱり来るものがありましたし、ここから繋がっていくんだと非常に満足感を得ることもできました。

『ティアキン』でもこのシーンは来るものがあったなぁ…

『ティアキン』をすでにプレイしている人はもちろん、無双シリーズが嫌いでない限り、本作は十分に楽しめるはずですし、仮に本作から触れたとしても『ティアキン』に繋がるので、ちょうど良い作品になっていると思います。
まぁ、セーブデータ連動特典で武器がもらえることを考えると先に『ティアキン』を遊んだほうが良いかもしれませんが、そこを気にしなければプレイ順はどちらでも問題ないです。

爽快感と戦略性が見事に噛み合うアクション

本作では、通常攻撃や強攻撃、必殺技といった従来のアクションに加えて、仲間の呼びかけに応じて発動するチェンジアクション、仲間との連携技であるシンクストライク、さらには『ティアキン』経験者にはお馴染みのゾナウギアまで、多彩なアクションを駆使できます。

ただ技を連発するだけではなく、相手の属性や地形に応じて技を使い分ける戦略性が重要となっている点も本作の魅力です。
例えば、ヘドロを纏った敵には放水柱でヘドロを洗い流し、水場では雷龍の頭を使って広範囲に感電させるなど状況に応じた活用が可能。こうしたギミックを踏まえて敵のウィークポイントゲージを削れば、大ダメージを与えるスマッシュが発動でき、戦略性と爽快感がしっかり融合したアクションが味わえます。

スマッシュ

さらに、本作にはシューティングパートも用意されています。
『スターフォックス』のような視点や、『タイムパイロット』のような俯瞰視点のステージなど、アクションゲームとは異なる要素が楽しめました。シューティングは正直苦手なので、最初は不安要素でしたが、いざプレイしてみると操作性は良かったですし、こちらもウィークポイントゲージを削ることで大ダメージを狙えるため、思った以上に楽しいパートでした。

イマイチな点

主要キャラクター以外の掘り下げ不足

ゼルダやラウル、ミネル、四賢者といった主要キャラクターはもちろん、各種族の戦士たちもプレイアブルキャラクターとして使用できます。

ただ、主要キャラクター以外は、封印戦争を共に戦う仲間という立ち位置は理解できるものの、ストーリー的には突然加入した一兵卒のような印象が強く、キャラクターの深掘りがほぼ無いため、魅力を感じづらいのが正直なところでした。トクサとか、ただのおっさんが加入してきたとしか思えなかったので。

本作には「つぶやきチャレンジ」と呼ばれる要素があり、条件を満たすことで特別な会話が見られる仕組みになっていますが、その会話も本当に他愛のない雑談レベルで終わってしまい、キャラクター性を掘り下げるような内容ではありません。
そのため、仲間との絆や交流を感じられるシステムがほとんど存在しない点が非常に惜しいと感じました。

一応、ゼルダやラウル、ミネル、四賢者とは異なり、スクラアタックという素材を消費して攻撃する独自要素によって差別化はされていますが、ここでは挙げていないもう一人の主要キャラクターも使えるんですよね。
何にせよ、それ以外に大きな個性が無いため、「つぶやきチャレンジ」を消化するためだけに使っていたキャラも多かったのが実情です。

俺自身、主要キャラを除いて魅力を感じられたのは2〜3人ほど。
だからこそ、プレイアブルキャラクター全体に愛着を持てるような仕組みや描写がもっと欲しかったですね。

ちなみに、愛着という意味ならキアみたいに声がクセになるでも全然良かったんですけどね…。
ミファーと同じ声優さんなんですが、 かなり印象が違っていて「ラウル殿」とか「ミネル殿」の言い方が何かクセになります。

あと、これが聞けるだけで買う価値あると思ったほどクセになったのは、以下の動画から。

本作で一番クセになった

必殺技が他のアクションに埋もれている

本作の必殺技は、演出面では非常に見応えがあり、相手を怯ませる効果があります。
しかし、実用性という意味では、シンクストライクに比べて明らかに埋もれてしまっていると感じました。

というのも、シンクストライクゲージは味方の近くで戦っているだけでも自然に溜まりますし、チェンジアクションを使えば一気にゲージを増やすことも可能です。キャラクターの組み合わせによって変わってくる部分はあるものの、発動のしやすさ、火力、ウィークポイントゲージの削りといったほぼ全てでシンクストライクのほうが上回っています。

組み合わせによって、補助的なものもあります

一方で必殺技はダメージが控えめで、ウィークポイントゲージの削り量も少なく、敵への攻撃でしかゲージが溜まらないため、見劣りします。
それ以外でゲージを溜める手段として野営地でのボーナスがありますが、これはシンクストライクも同様なので、必殺技ならではの恩恵はありません。
そのため、1人のキャラを使い続ける状況でもない限りは、どうしても発動機会が少なくなってしまう印象です。

必殺技の演出はこんな感じ

シンクストライクは本作ならではの新要素なので、そちらを使わせたい意図があるのかもしれませんが、必殺技のカットイン演出も非常に良いだけに、もう少しスポットライトが当たる調整が欲しかったですね。たとえば、攻撃時のゲージ上昇量1.5倍から2倍にし増やすだけでもだいぶ良くなるのではないかと思います。

最後に、プレイ記録を確認してみたのですが、ここまで遊んで119回しか使っていませんでした。

スマッシュの1/10以下とは…

最後に

今回は『ゼルダ無双 封印戦記』を紹介しました。

まず、『ティアキン』が好きならぜひプレイしてほしい作品だと思いました。無双シリーズはどうしても人を選びがちで勧めづらい部分がありますが、それでも本作は触れてほしいと感じるほどの出来でした。

『ゼルダ無双』や『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズDX』はお祭りゲーとして割り切って楽しんでいましたが、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は『ブレス オブ ザ ワイルド』に絡んでいながら、正直スッキリしない部分も残ったのも事実です。その点、本作はしっかり史実に沿って描かれています。『ティアキン』の「龍の泪」で見たムービーと完全に同じではないものの、史実を歪めるほどの違いはなく、最後までプレイして本当に良かったと思える内容でした。

さらに、今後も2回ほど無料アップデートが予定されているようです。おそらくバトルチャレンジの追加だと思っていますが、主要キャラクター以外の掘り下げ要素が来てくれたら嬉しいですね。プレイアブルキャラクターの追加があるならさらに嬉しいですが、さすがにそれがあるとしたらDLCでしょう。追加するとしてもキャラクターが限られますしね。

今回はSwitch2専用タイトルとして、敵の数やフレームレートの安定など、Switch2で発売されたことの恩恵も感じることができましたね。

それでは、また。

¥7,819 (2025/11/11 02:00時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次