おはこんばんちは。
本作は『ファミコン探偵倶楽部』や『逆転裁判』といったシリーズ作品から影響を受けたタイトルということで、同じ系統が好きな俺としては「これは絶対プレイするしかない」と思い遊んでみました。
それでは、『探偵の眼:さらば、最愛の人よ』のレビューを綴っていきます。
作品概要
| 対応機種 | Nintendo Switch Windows(Steam) |
|---|---|
| プレイ機種 | Nintendo Switch 2 |
| 発売日 | 2025年11月26日 Windows(Steam) 2025年11月27日 Nintendo Switch |
| ジャンル | アドベンチャー |
| レビュー時点のプレイ時間 | 約5時間 |
| レビュー時点のプレイ状況 | ストーリークリア |
| レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.54 |
良かった点
一癖あるキャラクター
『逆転裁判』シリーズの影響を受けているのかは分かりませんが、本作には一癖も二癖もあるキャラクターが数多く登場します。冒頭からいきなり、まるでイトノコ刑事のような暑苦しいほどの熱血警官が出てきますし、どこか怪しげな雰囲気を漂わせるバーテンダーなど、個性の強いキャラクターが次々と現れて飽きません。

どの人物も性格や立ち位置がしっかり作り込まれており、物語のテンポを軽快にしつつ、先が気になる展開に引き込んでくれる魅力がありましたね。
一歩ずつ真実へと近づく面白さ
主人公が自らの足で調査を進め、一つずつ謎を解きながら真実へ迫っていく過程が本当に面白いです。徐々にピースが揃っていき、無理なく次のステップへ導かれるあの感覚は非常に気持ち良いものでした。
本作は「列車内で消えた女性を探す」という表向きの事件だけでは終わらず、二つの国の関係性がどのように影響しているのかといった背景まで丁寧に掘り下げられています。また、随所に遊び心も挟まれており、ユーモアとシリアスのバランスが絶妙でしたね。最後までテンポよく飽きずに楽しめました。
視覚的にも楽しめるキャラクターの変化
話す内容によってキャラクターの表情や動きが変わるようになっていて、ただ文字を読ませるだけではなく視覚的にもプレイヤーが楽しめるような作り込みを感じられました。




イマイチな点
ボリュームのわりにやや割高に感じる価格設定
現在は15%OFFセール中ということもあって2,000円を切っていますが、通常価格は2,300円。翻訳は一部脱字こそあったものの丁寧ですし、キャラクターやストーリーもしっかり作り込まれていて満足度は高いです。ただ、純粋なボリュームだけを見るとやや割高に感じてしまうのが正直なところでした。
また、セール価格だと現金なら1,000円札2枚で買えるのに、通常価格だと2枚じゃ買えないという、実際に現金で払うわけではないのに謎の感覚が頭をよぎってしまって、価格への印象が強まってしまうんですよね。
もし、通常価格が1,980円だったら、また違ったのかもしれません。
最後に
今回は『探偵の眼:さらば、最愛の人よ』を紹介しました。
『ファミコン探偵倶楽部』や『逆転裁判』といったシリーズが好きなので購入したのですが、結果としてめちゃくちゃ面白かったです。本作のグラフィックやキャラクターの雰囲気を見ていると、ゲームボーイアドバンスで『逆転裁判』を遊んでいた頃を思い出す瞬間があり、同じような体験した人には特に刺さるんじゃないかと思いました。
全体としての満足度も非常に高くて、物語の構成やキャラクターの濃さなど、しっかり丁寧に作られているのが伝わってきました。もしまた同じ開発元からこういった作品が出るのであれば、迷わず購入するつもりです。それぐらい本作が良くて、次回作が楽しみになりました。
それでは、また。


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