おはこんばんちは。
元々Switch2でプレイしていた本作ですが、Ubisoft+ Premiumを試してみたかったのと、クラウドセーブにも対応ということで、DLCはPC版で遊んでみることにしました。
それでは、『アサシンクリード シャドウズ 淡路の罠』のレビューを綴っていきます。
作品概要
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 PlayStation 5 Xbox Series X|S Windows(Steam・Microsoft Store・Ubisoft Store) macOS(Mac App Store)※1 ※1 Appleシリコン搭載Mac限定 |
|---|---|
| プレイ機種 | Windows(Ubisoft Store) OS:Windows 11 Home |
| グラフィック設定 | 解像度:2560×1440 グラフィックプリセット:最高 平均FPS:103fps |
| 発売日 | PlayStation 5 Xbox Series X|S Windows(Steam・Microsoft Store) macOS(Mac App Store) 2025年9月16日 Nintendo Switch 2 2026年3月10日 |
| ジャンル | オープンワールドアクション/アドベンチャー |
| プレイ時間 | 約12時間 |
| プレイ状況 | ストーリークリア 戦闘難易度:ノーマル 隠密難易度:ノーマル マップの霧は全晴らし |
| ソフトウェアバージョン | Ver. 1.1.9 |
良かった点
四季の移り変わりが良い
これは本編からあった要素ですので、深くは語りません。
春夏秋冬それぞれの特徴がしっかり表現されていて、景色を眺めているだけでも安らぎました。
同じ場所であっても、季節が変わるだけで見え方や雰囲気が大きく変わるのは、日本を舞台にした作品ならではの良さですね。
イマイチな点
感動に繋がらない再会と消化不良の展開
ストーリーで良かったのは、最初の導入部分のみです。
人形劇として淡路島での前日譚が語られ、『アサシンクリード クロニクル』のような横スクロールアクションとしてプレイヤー自身で操作できる構成になっています。
奈緒江の母・つゆも操作できるため、DLCならではの要素に留まらず、その後の展開にも期待が膨らむ内容でした。

ただ、正直盛り上がったのはここまでです。
物語の軸となる母親との再会はあっさり描かれ、お互いに再会を喜ぶような描写すらほとんどありません。
号泣するようなドラマチックな展開までは求めていませんが、再会の感情がほぼ描かれないのはかなり物足りなく感じました。
それどころか、囚われて弱っている母親に代わってお使いをさせられる展開が続き、結果的に尻拭いをしているだけの印象になってしまっています。
さらに、DLCのラスボス戦は強制的に弥助で挑むことになるため、奈緒江の存在感が薄く、主人公なのにおまけのように感じてしまう構成も気になりました。
エンディングで親子としてのやり取りがしっかり描かれるのではと期待しましたが、こちらもほぼ描写はなく、最後にわずかな選択肢がある程度。
全体として、かなり味気ない印象のストーリーで、DLCならではの価値を感じられませんでした。
アサシン教団や隠れしもの、神器について詳しく語られることもなければ、現代編への繋がりも全く無く、これだったら本編に入れてほしかったですね。
寄り道の楽しさが薄れた探索
本編ではお寺や神社に加えて、古墳やお地蔵さんへのお供えなど、フィールドを駆け回るだけでも様々な要素が散りばめられており、寄り道そのものが楽しめる作りになっていました。
しかし本作では、お寺や神社こそ存在するものの、古墳やお地蔵さんといった要素は見られず、移動中の寄り道要素が大きく薄れてしまっています。
淡路島にも古墳は存在するはずなので、なぜこうした要素が採用されていないのかは疑問でしたし、正直かなりがっかりしました。
結果として、マップに表示されたポイントに立ち寄っても探索要素がほとんどなく、ただ通り過ぎるだけのロケーションが多くなっています。
そのため、探索するモチベーションが湧きづらく、全体的に物足りなさを感じました。
景色は良いだけに非常にもったいなく感じましたね。

戦闘面
ここは本編でも触れましたが、DLCでも変わっていなかったので触れています。
ちなみに、Switch2版にあったような表現規制はPC版には無いので、そこは唯一のプラスでした。
カメラアングルも相変わらずひどい
作では、体力ブロックを削りやすい装備によって暗殺が決めやすくなったことや、城内など狭い場所での戦闘機会が本編より減ったことで、カメラに悩まされる場面自体は確かに少なくなっています。
ただし、カメラそのものが改善されたわけではないため、いざ狭い場所で戦闘になると、画面の見づらさは相変わらずです。
そのため、場所によっては、何をされたのか分からないまま体力が削られている状況も相変わらずです。
やはり、壁やオブジェクト越しでも自キャラだけは透過表示するなど、最低限の状況把握ができる工夫は欲しかったところです。
単調な戦闘は相変わらず
体力ブロックを削る系の装備や彫刻をしっかり盛ったことで、ほとんどの場面は暗殺で済ませることができました。
ただ、正面から戦う場面になると、やはり単調さは否めません。
ボスも弥助の特定アクション一つであっさり倒せてしまうレベルで、戦闘としての手応えや駆け引きはほとんど感じられませんでした。
唯一マシだと感じたのは野分戦です。
気づかれないように立ち回り、背後を取って暗殺を決めていく構成は新鮮でした。
とはいえ、元の戦闘が単調すぎることもあって相対的にマシに感じるだけで、正直『MGS3』のジ・エンド戦が劣化したようなものです。
本作ならではの要素として棒術が追加されていますが、それ以外の新規アクションはほぼなく、敵味方ともに攻撃パターンが少ないため、戦闘全体の単調さは最後まで解消されませんでした。
棒術の操作面もやや煩雑で、PS5コントローラではR1またはR2+L1・L2で構えを切り替える必要があります。
例えば上段から下段に変えたい場合、L2を2回押す必要があり、この操作は正直面倒ですね。
L1で上段、L2で下段、入力なしで中段といった形にするなど、より直感的な操作にできたのではないかと感じました。
キャラクターの入れ替えがスムーズではない
ここは本編でも語りましたので、深くは語りません。
本編のように、交代しないと進めない要素が見当たらなかったので、頻度自体は大きく減るとは思いますが、やはりキャラクターの交代でいちいちロードが入るのが煩わしいです。
PC版にしたことでロード時間が短くなったことだけが救いでした。
恒例のバグ
本編でも挙げましたが、DLCでもやっぱり有りました。
今まではプレイに致命的な支障が出るようなものではなかったのですが、今回はちょっと致命的なものもありましたね。
というわけで、ここでは印象に残ったものを2点ほど紹介しておきます。
イベントが進行しない
野分戦で戦闘に入る際、なぜか戦闘モードに移行せず、一方的に撃たれるだけの状態になりました。
最初は劣勢の状態からスタートする演出かと思いましたが、いくら待っても戦闘が始まらいのえ、結局やり直す形になりました。
やり直したところ、今度は正常に戦闘へ移行し、結果的に最初の銃撃も回避できると分かりましたね。
その後はしっかり暗殺させていただきました。
ビューポイント到着前に勝手にシンクロされる
通常、ビューポイントは到達後に360°見渡してからシンクロ完了となるはずですが、本作では少し気になる挙動がありました。
大天守を登りきった瞬間に「シンクロ完了」の表示が出たため、マップを確認したところ、実際にはシンクロされていない状態でした。
もちろんファストトラベルも解放されておらず、結局その後に改めて通常どおりシンクロを行う必要がありました。
シリーズを通しても、こういった挙動に遭遇したのは初めてでした。
最後に
今回は『アサシンクリード シャドウズ 淡路の罠』を紹介しました。
本編で描ききれていない部分をDLCで補完するという方向性自体は良いと思います。
ただ、その中身があまりにも薄く、本当に最低限のストーリーしか描かれていない点にはガッカリしました。
雰囲気などの本編から変わらず残っている良さもありますが、探索要素は軒並み削除され、DLCならではの新要素もほとんどありません。
今回、Ubisoft+ Premiumに加入してプレイしたため月額1,800円でしたが、このDLC単体は定価で3,480円です。
探索要素がそのまま残っているならまだしも、それすらも大きく削ってパッケージ価格の3割ほどで販売は正直納得しづらい内容です。
アサシン教団や隠れしもの、神器、現代編への繋がりなど、広げられる要素はいくらでもあったはずなのに、それらはほとんど触れられません。
これであれば本編でしっかり完結させた上で、シリーズのファンに向けて、より踏み込んだ内容をDLCとして展開すべきだったと思います。
本当に中身が伴っておらず、価格と内容のバランスが大きく崩れているDLCという印象でした。
それでは、また。


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