【アサクリシャドウズ】当時の日本を追体験できるのは良いが、戦闘はイマイチ【レビュー】

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おはこんばんちは。

『アサシン クリード』シリーズは、本作を除いた本編13作品に加え、『ブラッドライン』『レディリバティ』『リベリオン』もプレイしている程度には好きですが、本作だけは未プレイでした。
見送っていた理由として、Switch2版が出る可能性があるのではと思っていたからですが、実際に発売されたため、このタイミングでプレイしてみることにしました。

それでは、『アサシン クリード シャドウズ』のレビューを綴っていきます。

目次

作品概要

2026年1月21日時点の内容です。

対応機種Nintendo Switch 2
PlayStation 5
Xbox Series X|S
Windows(Steam・Microsoft Store)
macOS(Mac App Store)※1
※1 Appleシリコン搭載Mac限定
プレイ機種Nintendo Switch 2
発売日PlayStation 5
Xbox Series X|S
Windows(Steam・Microsoft Store)
macOS(Mac App Store)

2025年3月20日
Nintendo Switch 2
2025年12月2日
ジャンルオープンワールドアクション/アドベンチャー
プレイ時間約90時間30分
プレイ状況ストーリークリア
戦闘難易度:ノーマルとナイトメア
隠密難易度:ノーマルとナイトメア
マップの霧は全晴らし
ソフトウェアバージョンVer. 1.0.17

良かった点

圧倒的なボリュームで、終わりが見えない

本作はとにかくミッション数が多く、やることが尽きません。
元々1月21日までのプレイと決めていたため、一旦はクリアしましたが、実際のところほとんどのミッションが手つかずの状態です。

それでもプレイ時間は約90時間。
この時点でまだ終わりが見えていないことを考えると、全ての要素を遊び尽くそうとした場合、どれだけの時間が必要になるのか、正直想像もつきませんね。

様々な人物が絡み合う、歴史解釈も楽しめるストーリー

織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、服部半蔵、お市、ねね、細川藤孝、細川ガラシャ、千利休、上泉信綱など、聞き覚えのある歴史上の人物が数多く登場します。

他ゲームの影響もあるが、魔王感の薄い信長は久々かも

そこに、和田惟武や明智景光(明智秀満と思ったが、違うらしい)といったオリジナルと思われるキャラクターが加わり、そこに奈緒江や弥助が物語に深く関わっていく構成は、ストーリーとしてなかなか面白いものがありました。

また、「この説を採用してくるのか」と感じる場面もいくつかあり、その点も本作ならではの解釈として楽しめましたね。
例えば、上泉信綱の没年は1577年説が有力ですが、1582年説も存在します。仮に1577年没だと、本作で弥助と関わることは不可能になるため、1582年説を採用しているのだろうなと納得できました。
他にも、伊勢貞興が明智光秀の娘婿とされている点についても、実際に一説として存在している話なので、絶妙なラインの説を拾ってきているなと感じました。

そうした点を見ると、ユービーアイソフトなりに調べたうえで構成しているのでは、と思える部分もあります。

そして、現代に至るまで謀反の理由について定説が存在しない本能寺の変。
歴史ってやっぱり面白いなと改めて感じつつ、本作でもその「定説が存在しない」という点をうまく活用し、本作なりの解釈で本能寺の変までの流れをまとめているのは、素直に上手いなと感じましたね。

四季の移り変わりが良い

日本といえば、やはり四季の移り変わり。
本作では、ある程度プレイを進めることで季節が変化する仕様になっており、これが本当に綺麗です。春夏秋冬それぞれの特徴がしっかり表現されていて、景色を眺めているだけでも楽しめました。

同じ場所であっても、季節が変わるだけで見え方や雰囲気が大きく変わるのは、日本を舞台にした作品ならではの良さだなと感じますね。

ちなみに、正史では、本能寺の変からわずか10日ほどで天下が終わった明智光秀ですが、本作ではこの四季の仕様のおかげで、光秀が倒れるまでに季節が何度も巡るという、なかなかシュールな展開になります。
とはいえ、それもゲーム的な演出としては悪くありませんし、四季の表現が綺麗だからこそ、これはこれで有りだなぁとも思えました。

当時の日本を体験できる

当時の日本が実際にどういう姿だったのかは、どうしてもイメージとしてしか知ることができませんが、本作では当時の日本の世界を体験できるという点が非常に良かったですね。
俺自身、城巡りが好きということもあり、キャラクターを通して日本各地を旅しているような気分になり、つい写真を撮りまくってしまいました。

いくつも撮影する中で世界観を存分に堪能できた一方で、やはり違和感を覚えた点もいくつかありましたので、その中から2点だけ挙げておきます。

大坂城

1583年に築城が始まった城なので、1582年時点でここまで出来上がっていたのか……?という疑問はあります。ただ、未完成感もしっかり表現されていましたし、この点については「まぁ、許容範囲かな」と思えるレベルでした。

まだ天下人秀吉ではない時の城

姫路城

こちらは分かる人なら、見た瞬間に違和感を覚えると思います。本作で描かれている姫路城は、池田輝政が城主となった後、1601年から1609年にかけての大改修で完成した姿です。
本作の時代設定を考えると、当時は三重の城だったとされているはずなので、さすがにこれは気になってしまいましたね。

美しい姫路城

……とはいえ、こうした違和感を感じる部分があるのも事実ですが、それでも当時の日本の世界にどっぷり浸れる体験ができるという点は変わりません。
他の作品では、そもそも違和感を覚えることすらありませんでしたし、そういった細かい部分まで気になってしまうのも、日本が舞台だからこそだと思いますね。

奈緒江というキャラクター

復讐から始まるストーリーですが、奈緒江というキャラクターはめちゃくちゃ魅力的でしたね。
シリーズ初の日本人主人公という部分も大きいとは思いますが、年相応なところもあって可愛らしさも感じる場面もあって、絶妙なキャラクターでしたね。

歴代アサシンの中で一番好きかもしれません。

奈緒江も柴犬もかわいい

イマイチな点

一撃で仕留められないアサシンのダサさ

かなりムカついたポイントなので、色々と語らせてもらいますが、最初にこれだけは言わせてください。 ──一撃で仕留められないアサシンって、最高にダサくないですか?

『アサシン クリード』シリーズはゴリ押しも可能ですが、やはり影に潜んでターゲットを一撃で仕留めていく過程こそが最大の魅力だと、俺は思っています。なので、 ボスクラスは仕方ないとしても、名もなき侍大将ですら一撃で仕留められない場面があるのは、さすがにどうなんだと感じましたね。

その仕様のせいで、「暗殺を仕掛けても倒しきれないからダメージだけ与える」→「一度逃げて隠れる」→「警戒が解けたらまた暗殺する」という、アサシンとは呼んでいいのか疑問になる動きを強いられます。 プレイ中もそうですし、仮にこんな展開を繰り返すドラマや映画があったら、俺なら途中で見るのをやめてしまうのではないかと思うほどに格好悪いです。

一応、不満解消のためか難易度設定で「一撃暗殺」をONにすることもできますが、そういう問題じゃないんですよね。最高難易度のナイトメアでは設定自体が不可能ですし、影に潜み、隙を突いて仕留めるという本来もっとも気持ちいいはずの瞬間が台無しになっています。
なるべくダサいアサシンにならないように暗殺系の刻印をマシマシにしていたけど、この仕様が暗殺という行為をどれだけ無様なものに変えてしまうか、開発側は疑問に思わなかったのだろうか……。

どうしても一撃で死なせたくないのであれば、いっそ暗殺をQTEにして、成功なら一撃、失敗なら一定ダメージかつ発見される、という仕組みの方がまだ納得感がありました。 QTEはテンポを損なうので嫌いですが、ダサいアサシンを見せられるよりはマシです。

戦闘面

カメラアングルがひどすぎる

本作では城内で戦闘する場面も多く、場所によって戦闘エリアの広さがかなりまちまちです。
広い場所であればまだマシなのですが、城内のような狭い場所で戦闘になると、とにかく画面が見づらい。

敵の攻撃に対して弾けるのか、ガードすべきなのかといった判断がつきませんし、そもそも自分が今どんな状況に置かれているのかすら把握できない場面も珍しくありませんでした。
その結果、何をされたのか分からないまま体力が削られている、という状況が頻発します。

ちなみに広い場所ならまだマシとは言いましたが、時折岩や木に隠れて相手の攻撃が見えないといったことはしばしばありますので、せめて、壁やオブジェクト越しでも自キャラだけは透過表示するなどして、最低限の状況把握ができるようにしてほしかったですね。

単調な戦闘

本作では暗殺が決められない場面が割と多く、結果として正面からの戦闘になることもしばしばあります。
ただ、その正面戦闘が、敵・こちら双方ともに攻撃パターンが少なく、どうしても単調になりがちなんですよね。

ボス戦を含めても、基本的には鎖鎌を振り回しているだけで、割と何とかなってしまいます。
実際、難易度をナイトメアに設定していても、この戦い方で普通に通用してしまったのは、正直どうなんだろうと思いました。

回避と強攻撃を繰り返すだけ

もちろん、爆薬を使って敵をまとめて爆死させるといった仕掛けも用意されていて、そういった点は面白いです。
ただ、戦闘そのものの奥行きがあまり感じられなかった、というのが正直なところですね。

一撃爆殺は気持ち良い

表現規制で違和感MAX

本作は国内版のみ表現規制が掛けられており、主に首や四肢の切断表現が制限されています。
……いや、本当に勘弁してほしいですね。

問題なのは、切断前提で作られているであろうモーションがそのまま使われているため、規制された結果として挙動に強い違和感が残る点です。
正直、「これはおかしいだろ」と感じる場面が何度もありました。

これで切断なし…

というか、『Ghost of Yōtei』では気持ちいいほど首が飛ぶのに、なぜ本作は規制されるのか、マジで意味が分かりません。
CEROの基準は同じはずなのに、作品ごとにここまでバラバラなのがイマイチ納得できませんね。

さらに謎なのが、PC版だけは切り替え可能になっているという点。
「それができるなら、全機種でやれよ!!」と思わざるを得ません。

世界観や時代設定を活かした表現ができている部分も多いだけに、こうした中途半端すぎる規制が入ってしまっているのは、本当にもったいないと感じました。

キャラクターの入れ替えがスムーズではない

本作の主人公である奈緒江と弥助は、それぞれ役割がはっきり分かれています。
隠密や移動全般は奈緒江、正面からの戦闘は弥助、といった感じですね。

特に弥助の戦闘能力はめちゃくちゃ高く、難易度ナイトメアでも普通に無双できてしまって強すぎワロタ。
とはいえ、奈緒江も育ってくると、弥助とは違って全ての攻撃に対して反撃ができるようになるため、防御面は脆いものの、プレイヤーの腕次第では十分すぎるほど強くなります。

ちなみに、ChatGPTに頼んでざっくりとした比較画像を作ってもらったのですが、文字が読みづらいところもあって「なんじゃこれ……」と思いつつ、記念で貼り付けておきます。
何かこっちの奈緒江も可愛いし。

ChatGPT作 奈緒江と弥助の比較

画像の話はこの辺にしておきますが、操作感や移動の快適さを考えると、基本的には奈緒江を操作している方が圧倒的に楽です。
弥助だと『アサシンクリード』じゃなくて、『弥助無双』にタイトルが変わりそうですし…。
ただし、重い物を動かすといった場面や、弥助専用の目標も用意されているため、キャラクターの切り替え自体は避けられません。

問題なのは、その切り替えが毎回ロードを挟む仕様になっている点です。
なるべく意図的に交代しないようにはしていたけれども、それでも交代のたびにロードが入るのは正直テンポが悪いと感じました。

さらに、場所によってはキャラクターの交代ができず、特定のメッセージが表示されることもあります。
例えば、奈緒江を操作している時に城内でオブジェクトを動かす必要がある場合、一度天守まで登ってから弥助に交代しなければならず、この手順がなかなか面倒でしたね。

交代ぐらいスムーズにしたかった

L3が反応しないことがある

戦闘中は反応しない仕様のようですが、戦闘時以外でも時折L3が反応しなくなることが何度もありました。
L3自体はプレイ全体で頻繁に使うボタンではないものの、問題なのはフォトモードの起動に使われている点なんですよね。

「ここで写真を撮りたい」と思ったタイミングでL3が反応せず、フォトモードを起動できない。
そんな場面が何度もあって、正直かなりストレスでした。

奈緒江のラストは、正直かなり肩透かし

弥助のラストについては、従来の『アサシン クリード』シリーズで描かれてきた、アサシン教団とテンプル騎士団の戦いに絡んでくる内容だったので、「まぁ、これはこれで良かったのかな」と思えました。

一方で、奈緒江のラストは正直かなり拍子抜けです。
ラストということで詳しくは語りませんが、「これで終わりか……」と感じてしまうような、拍子抜けする締め方でしたね。

おそらく、拡張コンテンツである『淡路の罠』に繋げるための構成なのだとは思います。
ただ、現時点ではSwitch2版ではその拡張コンテンツを遊ぶことができず、このモヤっとした状態のまま終わらされるのは、さすがにきついです

2026年前半に配信予定とのことなので、早く遊びたいですね。

恒例のバグ

ユービーアイソフトの作品って、何かしら露骨なバグがある印象なのですが、本作も例外ではありませんでしたね。
まぁ、いずれもプレイに致命的な支障が出るようなものではないものの、正直「またか……」と笑ってしまいそうになる場面はいくつかありました。

というわけで、ここでは印象に残ったものを3点ほど紹介しておきます。

攻めたくても攻めれない明智光秀

光秀…何が起こった…

戦闘中、急に瞬間移動したかと思ったら、ぐるっと回り込み始め、そのまま見えない壁に引っかかって近づいてこない状況になっていました。
こちらが近づいたら攻撃はしてきますが、離れていたら何もしてきません。

結果として、鉄砲や弓矢で一方的に攻撃し放題という、もはや戦闘と呼んでいいのか分からない状態になってしまいました。

立ったまま九字切り

後ろに座っている人がいますし、俺も座って九字切りでも…と思ったら、なんか立ったまま始まってしまいました。
いや、そこは座ろうよ……とツッコミたくなる状況で、画面を見た瞬間に集中力が持っていかれましたね。
そのせいもあってか、途中でリズムが崩れてしまい、普段ならしないようなミスを連発してしまいました。

ちょっとシュール

セーブした時間がUTC+0になる

途中で気付いたのですが、日本時間17時5分にセーブしているはずなのですが、セーブデータ上の時間が何故かUTC+0表記になっています。
オートセーブも含めて確認したところ、全部UTC+0になっていましたね。
特にプレイに支障が出るわけではないので問題はないのですが、地味に気になってしまうポイントですね。

最後に

今回は『アサシン クリード シャドウズ』を紹介しました。

今回はSwitch2版でプレイしてみましたが、選択肢としては十分アリだと思いました。
さすがに他機種と比べるとグラフィックやフレームレートは落ちてしまいますが、AAA級タイトルを携帯して遊べるというだけでも、やはり凄いです。

俺自身はゲーミングPCも持っているので、今後は基本的にPC版を購入すると思いますが、状況によってはSwitch2版という選択肢が取れるようになったのは、かなり大きいですね。

さて、本編についてですが、俺自身も歴史を追体験しているような感覚は健在で、今回は日本が舞台ということもあり、探索も含めて非常に楽しめました。
実際に城巡りへのモチベーションもかなり上がりましたし、今年中にまた巡りたい。

一方で、戦闘に関しては大きな進化は感じられず、正直なところ頭打ち感もありました。
本作を含めて本編だけでも14作品ありますから仕方ない部分ではありますが、『シンジケート』から『オデッセイ』にかけてのような、もう一段階の変化がそろそろ必要なんじゃないかなとも思いました。

それでは、また。

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