おはこんばんちは。
『逆転検事』をクリアしたので、早速『逆転検事2』をプレイしてみました。
前作をクリアしたことで、本作が唯一プレイしていなかった逆転シリーズだったので、これで一応シリーズ制覇となりました。
それでは、『逆転検事2』のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation 4 Xbox One Windows(Steam) |
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プレイ機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2024年9月6日 |
ジャンル | 推理アドベンチャー |
レビュー時点のプレイ時間 | 約23時間 |
レビュー時点のプレイ状況 | ストーリークリア |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.0.1 |
良かった点
物語の魅力と展開
逆転検事もストーリーが良いなと思いましたが、本作はそれ以上でした。
これまでの逆転シリーズでシナリオNo.1だと思っていたのは『大逆転裁判2』でしたが、あれは1を遊んでこそ2の良さが引き立つものでした。
一方で、本作は1作品だけでここまでまとめきっているので、シリーズNo.1と言ってもいい出来です。
本作では様々な親子の形と御剣の葛藤が描かれており、進めていて非常に先が気になる展開が続きます。
さらに全ての事件が伏線となり、最後にはしっかりと回収される点も良かったです。
気持ちよく決まる逆転シーン
本作もやはり逆転シーンは気持ちよかったです。
前作では逆転の感覚が薄いと感じましたが、本作ではそうではありませんでした。
複雑に絡み合う事件をひとつひとつ紐解いていくのは大変ですが、その過程に逆転の爽快感がしっかりありました。
逆転検事ならではの逆転を存分に楽しめました。
BGMは相変わらず魅力
BGMはやっぱりめちゃくちゃ良かった。
特に「対決 ~プレスト」や「対決 ~アレグロ」といった、逆転検事で使われていた曲が逆転検事2用にアレンジされているんだけど、俺としてはこっちのほうが好みだった。
前作と同様に、どのBGMもハズレがなくて、本当に耳に残る曲ばかり。
BGMのクオリティの高さは、作品への没入感をさらに強めてくれるし、逆転シリーズならではの盛り上げ方がしっかり感じられた。
魅力的なキャラクターたち
逆転裁判で登場したキャラ、前作のキャラ、そして本作から加わった新キャラまで、どのキャラクターも個性がしっかりと立っていて魅力的でした。

特に印象深かったのは、親子の関係性。
御剣検事の父・御剣信が登場したのは、シリーズファンとしてもかなり嬉しいポイント。立場は違っても、親から子へと受け継がれていく思いが丁寧に描かれていたのが印象的でした。
組み合わせの楽しさ
探索で得たヒントをもとにロジックを組み立てていく仕組みは、本作でも健在。
「これとこれを組み合わせられるのか…?」と試行錯誤しながら考える過程は、やはり楽しい要素です。
ただ、前作と同様に無理に組み合わせさせられている感がある場面もいくつかありました。
「これ、組み合わせなくても直接推理できるのでは?」と感じることがあり、そこは少しやり過ぎかなと。面白いシステムではあるものの、もう少し自然な導線になっていれば、さらに没入感が高まったかもしれません。

イマイチな点
ロジックチェスの煩わしさ
逆転検事2ならではの新要素として登場するのがロジックチェス。
チェスを嗜む御剣らしいシステムではあるものの、実際にプレイしてみると正直煩わしさが目立ちました。
理由としては、内容が簡単なのに時間が掛かる点です。
相手の言動や表情からヒントを得て、論理的に崩していくという構造は悪くないのですが、終盤になると1つの会話につき5回ほど同じようなプロセスを繰り返す必要があり、テンポが非常に悪くなります。
また、選択肢を間違えた際には、また同じ選択肢を選び直し、最初から会話を見直さないといけない仕様も地味にストレスでした。
ゲームの雰囲気には合っているだけに、もう少しテンポよく進められる工夫が欲しかったというのが正直なところです。
最後に
今回は『逆転検事2』を紹介しました。
正直、ここまでの展開を楽しめるとは思っていませんでした。
最初はただ矛盾を見つけていくだけの繰り返しかと思っていましたが、進めていくうちに物語全体のつながりが見えてきて、気づけば引き込まれていたという感じです。
『御剣セレクション』として発売してくれたことで、こうして本作に触れる機会が生まれたことにも、まずは感謝したいです。
これで現行機で遊べる逆転シリーズは一通り出揃い、俺自身もシリーズ全作品をプレイできたという達成感があります。
ただ、そうなるとやっぱり思ってしまうのは──そろそろ新作がほしいということ。
とはいえ、このシリーズはすでにあらゆる角度から逆転を描いてきた印象もあり、やり切った感もあるのは否めません。
それでも、やっぱり俺としてはこっそりと新作を期待して、気長に待ちたいと思います。
それでは、また。
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