【FANTASIAN ND】Apple Arcadeの名作がついに家庭用に登場!【レビュー】

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おはこんばんちは。

Apple Oneに加入しているので、Apple Arcadeで遊ぶこともできたのですが、こういったRPGをスマホで遊ぶのはちょっと抵抗がありました。
そこで、Apple Arcadeで存在が気になっていた本作を購入してプレイしてみました。

それでは、『ファンタジアン ネオディメンジョン』のレビューを綴っていきます。

目次

作品概要

2024年12月18日時点の内容です。

対応機種Nintendo Switch
PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox Series X|S
Windows(Steam)

関連作品の対応機種

iOS
iPadOS
macOS
Apple TV

※Apple Arcade対応

プレイ機種Nintendo Switch
発売日2024年12月5日

関連作品の発売日
オリジナル

2021年4月2日(前編)・2021年8月13日(後編)

iOS
iPadOS
macOS
Apple TV

※Apple Arcade対応

ジャンルRPG
レビュー時点のプレイ時間約62時間
レビュー時点のプレイ状況ストーリークリア
難易度:ノーマル
レビュー時点のソフトウェアバージョンVer. 1.0.1

プレイ動画

良かった点

集中してプレイできるディメンジョンバトル

一度エンカウントした敵を異次元にストックして、ストックがいっぱいになるか好きなタイミングでまとめて戦うシステムですが、これが神すぎる。

まず、ストックすることで探索の邪魔をされず、集中してプレイできるのが気持ちいいです。
好きなタイミングで戦闘できるので、レベルアップでHPやMPが回復する仕様を活かして、「このあとボス戦っぽいな」という時に戦って、セーブ時の回復アイテムを節約するなんて戦略も可能です。

また、戦闘回数を減らせるため、ロードやリザルトの回数をまとめられるのも非常に大きなメリットです。

異世界という独特な世界観でまとめて蹴散らせるの気持ちええ

ただし、状況によっては一人で戦うことになるので、ディメンジョンバトルに入らないように注意が必要。OFFにしないと大変なことになります。

緊張感のあるボス戦

難易度はノーマルとハードの2種類ありますが、ノーマルでもかなり難しいと感じました。
ハードだとクリアできるのか疑問に思うほどです。

たまに余計なギミックがあって、少し面倒に感じる戦闘もあります。
詳しい内容はこちらで触れるので割愛しますが、例えばボスの周りを岩が回っていて攻撃を邪魔してくるといったギミックはやや煩わしく感じました。

しかし、純粋な殴り合いのボス戦では、しっかり交代して防御しないと全滅することもあり、ヒリヒリした緊張感が味わえます。
ボスによって当たり外れはありますが、全体的に戦闘はかなり楽しめました。

特に楽しめたのはラスボス戦です。

世界観に合うBGM

BGMは、とある1曲を除けば、コラボも含めて良かったです。
コラボでは戦闘限定で『FF』シリーズの楽曲が収録されていて、ランダム再生やタイトル指定で楽しめました。

一部とはいえ、Switchでは遊べない作品のBGMが聞けるのは嬉しいかも

ただ、『FF16』や『FF7R』などの大作タイトルのBGMと比べると、正直『ファンタジアン』のBGMは少し押されている感じはありました。
とはいえ、個人的には「戦いの使命」や「大きなる戦い」、「混沌戦」、「最終決戦」など、良い曲が多かったです。
また、「ディメンジョン」は通常の戦闘曲とは違い、異次元で戦っている雰囲気が出ていて、世界観に合っていると感じました。

ただ一つ、終盤で流れる『死械の果て』だけはちょっと違和感がありました。
最初は今までと違う雰囲気のBGMだと思ったものの、ボーカルが加わっても戦闘の昂りを感じず、正直インストのままの方が良かったです。

イマイチな点

激しく動くカメラアングル

移動中、かなりの頻度でカメラアングルが変わります。
PS時代のバイオのように固定カメラなのはまだ良いのですが、カメラの動きが激しすぎるんですよね。
ちょっと進んでは動き、またちょっと進んでは動くのを繰り返すので、俺は大丈夫でしたが、画面酔いの可能性は十分あると思います。

このやりづらさは最後まで続き、ここはボイス追加よりも優先して改善すべきポイントで、正直、手抜きと言われても仕方ないレベルだと感じました。

今の形で発売されてしまった以上は仕方ないですが、テンポが悪くなるのを覚悟で、カメラアングルが変わったら一旦止まり、その状態で行きたい方向にスティックを倒す操作が一番ストレスが少ない気がします。

一応救済策といえるかは分かりませんが、マップを開いて特定の目的地を指定すると自動で歩いてくれる機能があります。
ただ、場所によってはうまく進まず、カメラの動き自体は変わらないので、気持ち悪くなりそうなら素直に休むのが良さそうです。

没入感を削ぐ回想

途中で主人公や出会うキャラクターの過去の回想シーンが挟まれます。
主人公が記憶を取り戻すために旅をしているので、思い出すきっかけになったり、登場人物の過去を知れるのは良いところです。

ただ、動くムービーではなく、基本的に1枚絵が表示されるだけです。

ストーリー自体はしっかりしているけど、こういうのが続くのはきつかった

最初は気になりませんが、イベントが多く長めに続くため、だんだん没入感が削がれてしまうと感じました。
中には30分ほど続くものもあり、それは特にきつかったですね…。

話自体は悪くないんですけどね…。

スキルや状態異常前提の戦闘

戦闘によっては、特定の状態異常や指定スキルの取得が前提になっていて、正直面倒に感じました。
状態異常はまだ理解しやすいですが、成長スキルという任意で強化できるシステムがあるにもかかわらず、「これを取らないと進めない」と指定されているのはだるいです。

当たり前ですが、ボスが何をしてくるかは攻略サイトなどを見ないと分からないので、戦闘が始まってからスキルが足りなくて全滅し、やり直すことが何度もありました。
興ざめする場面が多かったです。

スキルなしでも絶対にクリアできないわけではありませんが、その分時間がかかるので、全滅してスキルをセットし直す方が早いです。
ただ、イベントを最初から見直す必要があるため、早送りできてもその面倒さはかなり感じました。

戦闘のリセットや再戦闘時に装備やスキルを変更できたり、戦闘中に1ターン消費して装備変更ができたら良かったのにと思います。
戦闘自体はつまらなくないだけに、もったいないと感じました。

装備の切り替えが不便

同じ装備を複数持ち、かつすでに装備済みで空きがない場合、あるキャラの装備を外して別のキャラに装備する操作ができないのが非常に気になりました。
最後に装備したキャラから自動的に外れる仕様のようで、わざわざ該当キャラから装備を外してから装備し直すという手間がかかります。

さらに、ワンボタンで特定の装備だけを外す機能もなく、いちいちメニューを開いて操作しなければならないのも昔ながらの不便さを感じました。

最後に

今回は『ファンタジアン ネオディメンジョン』を紹介しました。

古き良きコマンドRPGにちょっとした新要素が加わった感じで、もし『FF』が今の路線じゃなかったら、こういう感じのRPGになっていたのかなと思える作品でした。
もともとスマホでも遊べるゲームなので、コンシューマ向けに最適化されているわけではなく、気になる部分もいくつかありました。

ストーリーや戦闘など楽しめる部分もあるだけに、あのカメラアングルは本当に何とかしてほしかったです。
これじゃ何のために出したのか分からなくなってしまい「いつものスクエニ」って言われても仕方ないなと感じました。
カメラさえ改善されていれば、もっと評価は違ったと思います。

ラスボスは純粋な殴り合いができて楽しかったので締めは良かったですが、全体を通すと正直「一度やれば十分かな」という印象です。
これだったらSwitch版を買わずに、昨年まで使っていたMacでプレイした方が良かったかもしれません。

それでは、また。

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