おはこんばんちは。
何となく面白そうだと思い、3月末に購入してプレイしました。
KAMITSUBAKI STUDIOは全く知らなかったのですが、6月に劇場版が2週間限定で上映され、7月からはアニメも始まるようなので、そちらもチェックしてみようと思います。
それでは、『神椿市建設中。REGENERATE』のレビューを始めます。
作品概要
対応機種 | Nintendo Switch Windows(Steam) |
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プレイ機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2025年3月13日 |
ジャンル | SFダークファンタジー・テキストアドベンチャー |
レビュー時点のプレイ時間 | 約46時間 |
レビュー時点のプレイ状況 | 全ルートクリア CGは未コンプ |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.3 |
良かった点
真実に迫るストーリー
最初は「Q」という特定の謎を追うだけの展開ですが、徐々に神椿市の真実に迫っていく流れが非常に良かったです。
メディアミックス作品ではありますが、他の作品を知らなくても十分楽しめる作りになっています。
途中のどんでん返しや後半の盛り上がりもあり、没入感のあるストーリーを味わえました。
また、ストーリーのタイトルが曲名になっている点から、キャラクターの世界観がストーリーに反映されているのかもしれません。
魅力的な歌とKAMITSUBAKI STUDIOの世界観
魔女の娘と呼ばれる5人が歌う楽曲は本当に素晴らしいです。
KAMITSUBAKI STUDIO自体は知らなかったのですが、それぞれが独特の世界観を持っているのが伝わってきて良いですね。
特に幸祜さんの歌声がかっこよすぎて、かなりハマりました。
「Abstractions Void」や「the last bullet」は俺の中で特に刺さっています。
また、世界さんの「ヰ世界の宝石譚」も良くて、他の曲もぜひ聴いてみたいと思いました。
これらの曲はApple Musicで配信されているので、運動中のBGMにもぴったりです。

イマイチな点
リズムゲームは残念な出来
本作はただのテキストアドベンチャーかと思いきや、戦闘シーンがあります。
ただし、戦闘はアクションやRPGのような本格的なものではなくリズムゲーム形式です。正直言って、このリズムゲームが非常につまらなかったです。
操作は単調で難易度もかなり低めです。
Sランクの達成報酬や一定以上のライフを保つことでストーリー分岐があるものの、退屈すぎて集中力が切れたり眠気に勝てるならば簡単に達成できてしまいます。
コンボはパーフェクトを続ければ増えますが、ボーナスポイントが付くわけでもなく、フルコンボ報酬もないため達成感はほとんどありません。
正直、なぜこの要素を入れたのか疑問に思うレベルです。
歌が流れる戦闘は曲を楽しめるのでまだ良かったですが、そうでなければ本当に邪魔なだけでした。
ジャンルとしてはSFダークファンタジー・テキストアドベンチャー・リズムゲームの三つを併記してほしいくらいです。

面白くなかったから逆に一度でSランクを取れたのは良かったのですが、それでもやはりもう少し難しく、やりごたえがあって繰り返し遊びたくなるほうが良かったと思います。
無駄に感じる演出
途中でテセラクターを選んで順番に倒していくシーンがありますが、どちらを選んでもただ相手を倒すだけで変化がほとんどありません。
こうした選択肢が多く、テンポの悪さを強く感じました。
ゲームオーバーになったり、ダメージを受けるといった選択による分岐があればまだ良いのですが、わざわざテンポの悪い攻撃演出を見せられるだけで、「これに何の意味があるの?」と思うことが多かったです。
最後に
今回は『神椿市建設中。REGENERATE』を紹介しました。
まったく知らない作品でしたが、何となく惹かれて手に取ってみたところ、良い作品に出会えたなと思いました。
ストーリーは本当に練られていて、ここまでシナリオを楽しめた作品はなかなか無いと感じるほどでした。
これは神ゲー…と言いたいところだったのですが、戦闘要素が本当に要らなかった。
それくらい戦闘がつまらなくて、純粋なテキストアドベンチャーとして物語に集中したかったです。
どうしても戦闘を入れたいのであれば、もっと練り込んでほしかったなと感じましたし、非常にもったいない作品でした。
今後もSwitchなどで展開があるかはわかりませんが、またこの作品に関連した新作が出るならぜひ遊んでみたいと思います。
それでは、また。
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