【Lies of P】BloodborneとSEKIROの融合!?緊張感あふれるダークな世界観【レビュー】

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おはこんばんちは。

今回は、Game Passでの配信終了が本日であることに1週間前に気づき、急いで『Lies of P』をプレイしました。

加入当初から「いつかやろう」と思ってインストールだけしていたのですが、気がつけば配信終了が目前。
「クリアできるか…?」と少し慌て気味でのプレイになりましたが、無事に最後まで終えることができました。

それでは、『Lies of P』のレビューを綴っていきます。

目次

作品概要

2025年3月14日時点の内容です。

対応機種PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox One※1
Xbox Series X|S※1
Windows(Steam・Microsoft Store※1
Mac(Steam・Mac App Store)
※1 Game Pass対応
プレイ機種Windows(Microsoft Store)

OS:Windows 11 Home
CPU:AMD Ryzen 7 5700X
GPU:PNY GeForce RTX 4070 SUPER 12GB
RAM:DDR4 32GB

発売日2023年9月19日
ジャンルアクションRPG
レビュー時点のプレイ時間約25時間
レビュー時点のプレイ状況1周目クリア(Free from the puppet string)
2周目ちょっとだけ
レビュー時点のソフトウェアバージョンVer. 1.5.0.0

良かった点

SEが気持ち良すぎる

扉を開ける音や攻撃時の音など、SEのクオリティがとにかく高いです。
ガードや弾きの音も心地よいのですが、特に印象的だったのは致命攻撃のSE

致命攻撃を決めたときの音がとにかく気持ち良くて、このSEだけで米3杯はいけそうなほどの快感でした。

一つ一つの音がしっかりしていることで、戦闘の手応えや没入感が格段に上がっていると感じましたね。

SEが気持ち良すぎて爽快感抜群の致命攻撃

致命攻撃を決めたときの音がとにかく気持ち良くて、このSEだけで米3杯はいけそうなほどの快感でした。
一つ一つの音がしっかりしていることで、戦闘の手応えや没入感が格段に上がっていると感じましたね。

程よく荒廃した世界観

ゲームは電車内からスタートしますが、駅を出た瞬間、なぜかヤーナム(『Bloodborne』の舞台)を思い出しました。
特に扉を開けた瞬間に広がる、絶妙に荒廃した世界の雰囲気が印象的でした。

ダーク一辺倒ではなく、ほんのり退廃的な雰囲気に抑えられているのが逆に魅力的で、世界観に引き込まれます。
不気味さと美しさのバランスが取れていて、探索のモチベーションにもつながりました。

扉を開いた瞬間、ヤーナムかと思った

ほどよい探索バランス

多少分岐はあるものの、基本的には一本道構成です。

ただ一本道とはいえショートカットがしっかり用意されていて、ある程度進むと戻りやすくなる設計はとても親切に感じました。
探索自体も奥まったところまで入り込むような複雑さはなく、ストーリーに集中しやすい構造になっているのが良かったです。

方向音痴な俺にとっても、広すぎず、かといって狭すぎもしない、絶妙なマップ構成でした。
このくらいの探索ボリュームが一番快適かもしれません。

魅力的な敵デザイン

敵のデザインはめちゃくちゃ良いですね。

街にあふれる人形を相手にすることになりますが、まずその人形たちのデザインが秀逸です。
中ボスクラスになると、ピエロっぽい敵も登場し、個性的でユニークなキャラクターが多いのも印象的でした。

ボスに至っては、様々なタイプがいて一体一体に個性があるのが良かったです。
そのおかげで戦闘が単調にならず、常に新鮮な気持ちで挑めました。

イマイチな点

リスクに対するリターンが薄い

本作には『SEKIRO』の弾きに近い「ジャストガード」システムがあります。

敵を攻撃すると相手のスタッガーを削ることができ、これを削り切ると「スタッガー有効」状態になります。
そこから溜め攻撃やフェーブルアーツを当てることでグロッキー状態にでき、初めて致命攻撃が可能です。

ただし、スタッガー有効の状態でも敵の動きが鈍ることはなく、暴れられてグロッキーにできず終わることも多いです。
さらに盾を構えてガードされると、結局また最初からスタッガーを削る作業に戻るため、かなり萎えてしまいました。

存在がストレス

ジャストガードは体感的に『SEKIRO』の弾きより難しく、失敗した時のガッカリ感が大きいです。
また、ジャストガードや回避でしか防げない攻撃に対するメリットが薄いのも残念なポイント。

無理に攻めてダメージを受けるのも違うので、押し引きがかなり重要なゲームですが、それに固執しすぎるのも辛い…という複雑な感覚でした。

スタッガー値も見えないため、現状の把握が難しいのもストレスの一因です。

加えて、グロッキー状態にして致命攻撃を決めても思ったほどダメージが入らず、ここまで頑張ったのに報われない気持ちになるのが正直なところ。

まとめると、リスクに対しての褒美が少なく、ややバランスに疑問が残るシステムでした。

アイテムの反応が悪い

発生条件ははっきりしませんが、時々ボタンを押してもアイテムが全く反応しないことがありました。

最初はコントローラの不調かと思いましたが、他のゲームでは問題なく動作していたので違うようです。
押し込みが甘いのかとも考えましたが、きちんと反応する場面もあるため原因がよく分かりません。

特にボス戦でアイテムが使えずにやられてしまった時は、かなり萎えてしまいました

こういった操作の不安定さはゲームの没入感を削ぐので、改善を期待したいポイントです。

ボスより強く感じる中ボス

全体的にボスはそこまで強くないと感じました。
それよりも、道中に出てくるやたら硬い中ボス的な敵のほうが強く感じることが多かったです。

特に、回復アイテムを使った状態で挑むことが多い中ボスは、万全な状態で挑めないのが大きいですね。
さらに場所が狭く、十分に動き回れないこともあって、そういった点で苦戦しました。

逆にボス戦が楽に感じた理由の一つに、NPC召喚ができる場所が多いことがあります。
アイテム消費で制限はあるものの、これがあるだけでかなり楽に戦えました。

とはいえ、人形の王/ロミオだけは別格で、このボスさえ倒せればその後のボス戦はほぼ勝利が約束されたように感じるほどの強さでした。

最後に

今回は『Lies of P』を紹介しました。

正直なところ、雰囲気やシステムは『Bloodborne』にかなり近く感じました。
そこに『SEKIRO』の要素も取り入れられ、本作ならではのアレンジもありますが、その独自部分は俺にはあまり刺さらなかったのが正直なところです。

そのため、序盤から中盤まではずっと『Bloodborne』や『SEKIRO』と比べてしまい、モチベーションがなかなか上がらずにいました。
しかし途中から「よそはよそ」と割り切って楽しむようになり、後半からは純粋に1作品として楽しめるようになりました。

クリア後の感想としてはやはりフロムゲーの凄さを改めて感じつつも、本作もソウルライクとしての完成度はかなり高いと評価しています。

難易度については、そこまで高くは感じませんでした。
『Bloodborne』や『SEKIRO』をクリアできる人なら、途中でやられることはあっても心が折れるようなことはなく、普通にクリアできると思います。

Game Passで一度外れたタイトルがまた対象になるかはわかりませんが、もしそうなったらもう一度プレイしたいと思える作品でした。

それでは、また。

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