おはこんばんちは。
ゲオのブラックフライデーセールで欲しいソフトがあり、目的のソフトはゲット。
そのまま買って帰ろうと思った時に目に入り、手に取ったのが本作でした。
それでは、ニーア レプリカント ver.1.22474487139…のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | PlayStation 4 Xbox One Windows(Steam) |
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プレイ機種 | PlayStation 5 |
発売日 | 2021年4月22日 |
ジャンル | アクションRPG |
レビュー時点のプレイ時間 | 約42時間 |
レビュー時点のプレイ状況 | 全エンディングクリア 難易度:ノーマル時々イージー |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.03 |
良かった点
世界観を彩るBGM
神。
派手さやカッコよさを前面に出すような楽曲ではありませんが、ゲームの世界観を静かに、でも確実に引き立ててくれるBGMが多いです。
まるで世界に自然と溶け込んでいるかのような音楽の在り方が、とても心地よく感じられました。
目には見えないけれど、作品の魅力を何倍にも底上げしてくれる隠し味のような存在だと改めて実感します。
ピックアップするなら、「カイネ/救済」や「光ノ風ガ吹ク丘」、「イニシエノウタ/運命」あたりが特に印象的で、どれもマジで良いです。
絶望と葛藤が折り重なるストーリー
物語は少年期と青年期の2つの時代に分かれており、それぞれ異なる感情でプレイできたのがとても印象的でした。
少年期では、ヨナのためにがむしゃらに走り回り、小銭を稼ぎ、日々を生き抜くだけで精一杯。
そのせいか、絶望に浸っている暇もないほど前だけを見て進んでいました。
一方、青年期になると主人公はマモノを悪と断定し、ためらうことなく倒していきます。
でも、プレイヤー視点ではマモノ側にも正義や事情があるように感じられて、本当にこれでいいのか…と考えさせられる場面が増えていきました。
そして、とにかく人が死ぬ。
序盤では、ある兄弟の母親を探すことになるのですが、「さすがにこんな場所で生きているわけがない」と思いつつも、「もしかしたら…」という淡い期待を抱きながら探した先で見せられる現実。
そこで叩きつけられる絶望感が、本作の空気感を強く印象づけてきます。

青年期になると、少年期から関わっていた人物たちや、お世話になった人々が次々と命を落としていきます。
「なぜこの人が死ななければならなかったのか」「幸せになってほしかった」といった思いが積み重なるたびに、プレイヤーの心を削っていきます。
突然の死には無理やり納得して先に進むしかないし、行方不明になったキャラクターも、「きっと生きている」と願う気持ちを打ち砕くかのように絶望的な現実が待っていたりする。
期待と諦めが交錯する、何とも言えない感情に包まれました。
殺された人物がいれば、当然その相手に怒りが向かいます。
けれど、「本当にこの相手を殺してしまっていいのか…?」と躊躇してしまうほどに、見せ方が巧妙で。
最後までモヤモヤとした感情を抱えながらも、目を離せないストーリーでした。

イマイチな点
移動の面倒さが少し気になる
とにかく同じ場所を何度も行ったり来たりする場面が多いです。
メインストーリーだけを進めていればそこまで気になりませんが、クエストをこなす場合はほぼお使い形式なので、「またここに戻るのか…」と感じることがよくありました。
青年期になると船が使えるようになりますが、ファストトラベルのような機能はありません。
行動範囲自体はそこまで広くないため致命的ではないものの、同じ景色を何度も見ることになるので、少し飽きてしまう部分もありました。
特に石の神殿は、メインだけなら問題ありませんが、クエストでも訪れる必要があり、さすがに面倒に感じました。
周回プレイがやや作業的
ストーリーは本当に良くできていますし、周回ごとに少しずつ展開が変わる工夫もあります。
それでも同じ場面を繰り返すことが多いため、徐々にストーリーへの感情移入がしづらくなり、「とりあえずクリアを目指すだけ」になってしまうのは少し残念でした。
最初からやり直しになるわけではないのでまだマシではあるものの、チャプターセレクトのような機能があればもっと快適だったと思います。
特に3周目以降は、そう感じる場面が増えました。
釣りと農作の必要性は薄い
釣りや農作物の育成要素は、正直あまり必要性を感じませんでした。
どちらもゲームとして特に面白くはなく、薬魚釣りを除けば、ストーリーとの関係もほとんどありません。
農作はリアル時間で育つ仕様もあって、プレイのテンポが悪くなりがちです。
必要な作物があるクエストもありましたが、俺はお店で直接購入するか、クエスト自体をスルーして進めました。
正直、なくても困らない要素だったと思います。
最後に
今回は『ニーア レプリカント ver.1.22474487139…』を紹介しました。
PS3では『レプリカント』、Xbox 360では『ゲシュタルト』が発売されていましたが、どちらも未プレイだったので、今回のリメイクを機に『ニーア オートマタ』とセットで購入しました。
どちらから遊ぶか少し迷ったものの、時系列的には本作のほうが先ということで、こちらからプレイすることに。
なので、次は『オートマタ』編になります。年末はしっかりニーアの世界に浸れそうです。
戦闘はまあまあで、移動はちょっと面倒だったけど、ストーリーとBGMは本当に良かった。
このまま何かしらの繋がりを感じられることを期待しつつ、『オートマタ』の世界も楽しんでいこうと思います。
それでは、また。
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