おはこんばんちは。
『オクトパストラベラー0』が終わったので、次に『Pokémon LEGENDS Z-A M次元ラッシュ』をやってみました。
密かに楽しみにしていたDLCでしたが、終わってみれば酷いものでした。
そんな『Pokémon LEGENDS Z-A M次元ラッシュ』のレビューを綴っていきます。
作品概要
| 対応機種 | Nintendo Switch Nintendo Switch 2 |
|---|---|
| プレイ機種 | Nintendo Switch 2 |
| 配信日 | 2025年12月10日 |
| ジャンル | アクションRPG |
| プレイ時間 | 約49時間(DLCのみ) |
| プレイ状況 | ストーリークリア サイドミッション全てクリア 異次元図鑑コンプリート モンスターボール縛り |
| ソフトウェアバージョン | Ver. 2.0.0 |
良かった点
アンシャがとにかくかわいい
本DLCから登場したアンシャが、とにかくめちゃくちゃ可愛いです。
麻呂眉っぽい独特な眉毛や目の形、そして仕草や動きの一つ一つまで含めて、見ていて癒やされる存在でしたね。
正直なところ、アンシャがいなかったら図鑑コンプリートは途中で諦めていたかもしれません。
それくらい、このDLCにおけるモチベーションの維持に大きく貢献してくれたキャラクターだと思います。
色違い厳選のしやすさ
本作では、ドーナツによって色違いの出現確率を上げることができるため、色違い厳選はかなりやりやすくなっています。
攻略する異次元と手持ちのドーナツが一致する時に使う程度で、そこまで色違いにこだわった厳選はしていませんでしたが、それでも思った以上に色違いポケモンを入手できました。
特に嬉しかったのは、ガラルカモネギの色違いです。
ボーナスボールを回収しても時間にかなり余裕があり、「出たら嬉しいな」くらいの軽い気持ちでファストトラベルをしていたところ、出てきてくれました。
せっかくなのでネギガナイトに進化させましたが、そもそもガラルカモネギ自体がなかなか出てこないので、素直に嬉しかったですね。

良デザインばかりの新メガシンカポケモン
本編で追加されたメガシンカポケモンも全体的にデザインの完成度が高かったですが、DLCで追加されたメガシンカも同様に、かなり好みで見ていてテンションが上がりました。
正直「これはちょっと微妙だな…」と感じたものが2体ほどはいなくもありませんが、そこは完全に好みの問題だと思います。
すべて挙げるとキリがないので、個人的に特に気に入った2体を挙げると、1体目はムクホークです。
純粋にかっこいい。
初代序盤鳥ポケモンでメガシンカを獲得していたのは、これまでピジョットだけでしたが、ムクホークもついにメガシンカを得ました。
ただ、そろそろ開発側が存在を忘れているのではと疑いたくなるほど不遇なオニドリルにも、そろそろスポットライトを当ててほしいなと思いました。
そして2体目は、グソクムシャです。
元々のデザインも好きでしたが、メガシンカを得たことで、ポケモンでありながら多脚戦車のようでもあり、乗馬している武士のようでもあり、とにかく屈強さを強く感じられるデザインになったのが非常に良いです。
移動の仕方は正直ちょっと気持ち悪いですが……。
ちなみに、タイプも虫・水から虫・鋼に変わったことで、俺の一番好きなポケモンであるハッサム、そしてメガハッサムと同じタイプになりました。
ここまでは単純に虫・鋼タイプが増えただけで良かったのですが、メガハッサムと比べると、メガグソクムシャはSこそ低いもののAは同等、それ以外は上回る種族値になっています。
さらに本作では特性が存在せず、先制技そのものの強みも薄く、Sが高いことによる恩恵も小さいです。
その結果、能力面を含めて、本作におけるハッサムは完全に下位互換の立ち位置になってしまいました。
今後配信されるであろう『Pokémon Champions』を含め、それ以降の作品で環境がどう変わるかは分かりませんが、メガグソクムシャの存在自体は素直に嬉しい反面、ハッサムが下位互換になってしまった点には悲しさを感じてしまいました。
イマイチな点
作業感が強すぎて飽きやすいストーリー
異次元ミアレに入って調査ポイントを貯める。貯まったらカラスバと話をしてストーリーが進む。
この流れをひたすら繰り返すだけなので、正直なところかなり単調です。
本編でも作業感はありましたが、あちらはストーリー自体が良かったので、ポイントを貯める工程もそこまで苦にはなりませんでした。
むしろ先の展開が気になって、その作業込みでも楽しめていたと思います。
ですが本作は、ストーリーが用意されてはいるものの、そこまで強く惹かれる内容ではありません。
その結果、作業の単調さんによるしんどさが強くなってしまい、楽しさよりも苦痛が勝ってしまったというのが正直なところです。
面倒臭すぎるタスク
異次元調査ポイントを集めるためには、タスクをこなさないといけませんが、これがなかなかに面倒臭い。
時間制限があるので、極論を言うと全部面倒ですが、特に面倒と感じたタスクが以下の内容です。
オヤブンを捕まえる
ドーナツ作成時にオヤブンの出現率が上がるオヤブンパワーというフレーバーを付けることができれば、このタスクをクリアするのは比較的容易だと思います。
ただ問題なのは、オヤブンパワーが付いていない状態でも、このタスクが稀に出現する点です。
これが出てきたら、普通は「オヤブンが確定で出るんだろう」と思いますが、実際にはまったく出現しませんでした。
最初は俺自身の見落としかと思い、マップをくまなく探し回ってみましたが、それでも見つからず。
開始時にレポートされる仕様を利用して、何度も探索してみたものの、結果は変わりませんでした。
このタスクはクリア時の調査ポイントが高く設定されているため、未達成だとポイントの面でも探索にかかった時間も無駄になります。
それだけに、このタスクを設定する以上は、最低でもオヤブン1体は確定で出現させるべきだったのではないかと感じました。
運任せにするにしても限度がありますし、ここはさすがに配慮が足りないと思います。
気づかれずに捕まえる
俺は純粋にモンスターボールが好きなので、他のボールは使わずに進めていましたが、これが地味に地獄でした。
ドーナツで捕獲確率を底上げできていない状態だと、対象のポケモンによっては運ゲーと言っていい難易度(カナリィぬいの効果とは…)になります。
さらに厄介なのが判定周りです。
明らかにボールが当たっているように見えても、ポケモンを貫通して当たっていない扱いになることがあり、気づかれないように捕まえようとすると、難易度が一気に跳ね上がります。
この仕様自体は本編からありましたが、気づかれようが何だろうがゴリ押しができたので、そこまで深刻には感じていなかったんですよね。
しかしこのDLCではタスクとして求められるため、ポイントを集めたり、全部クリア後のボーナスボールを入手するためには避けて通ることができず、ストレスを感じました。
達成感を無にするボーナスボール
すべてのタスクをこなすことで、ボーナスボールが出現します。
これを破壊することで、きのみなどの道具を入手できるので、本DLCを進めるうえでは必ず破壊したいところです。
ただ問題なのは、すべてのタスクを終えたあとに、このボーナスボールを自分で探さなければならない点です。
ボーナスボールは、本来タスクを時間内に完遂したプレイヤーへのご褒美のはずなのに、最後にもう一手間を掛かるのは、正直かなり苦痛でした。
時間ギリギリで何とかすべてのタスクを終え、「よし、終わった」と思った直後に、さらにボーナスボール探しが始まるのは、天国から地獄に落とされたような感覚です。仮に見つけられずに時間が経過した等で、ご褒美で苦痛な思いをさせられるのは、相応しい体験とは思えません。
せめて目の前に出現する、入口付近に配置される、あるいはボーナスボール自体を廃止して、タスク達成と同時にそのまま報酬を受け取れる仕様でも良かったと思います。
さらにバトル系の場合、ボーナスボールを探している最中に他のトレーナーに絡まれることも多く、これがとにかく面倒です。
異次元ミアレ内で時間制限があること自体は有りだと思っていますが、わざわざ時間制限を設けているのであれば、達成した後の残り時間はプレイヤーが自由に使える時間として残すべきで、余計な作業に時間を使わせる必要はなかったと感じました。
戦闘中メニューが開けないことがある
戦闘中は、ターゲット中や指示を出している最中を除き、Xボタンでメニューを開いて回復などができる仕様になっています。
しかし、明らかにメニューを開けるはずの状態でも、時折Xボタンを押しても反応しない場面がありました。
操作が受け付けられない理由が分からず、細かい点ではありますが、戦闘中のストレスに繋がる挙動だったと感じました。
やる意味が無いモミジリサーチ
異次元図鑑が新たに追加されたことで、本編でも地獄だったモミジリサーチが復活しました。
「達成したらどんな報酬が貰えるんだろう」と思いながら確認してみたところ、まさかの報酬なしです。
図鑑のコンプリートを目指す過程で自然に埋まっていくものがほとんどとはいえ、せめてオシャボや2個目のマスターボール等、何らかの報酬は用意しておくべきだったと思います。
やる意味が無いので、全てクリアしていません。
忍耐と運に支配されるソロ図鑑コンプリート
ソロで図鑑をコンプリートしようとすると、相当な忍耐と運が求められます。
まず、異次元ミアレで出現する内容が完全にランダムなため、目的のポケモンを狙っていても、そもそも入手のチャンス自体がなかなか訪れないという状況が頻繁に起こります。
さらに出現するポケモンのラインナップも、「そのポケモン、普通に捕まえられるよね?」と思ってしまうものがかなり多く、今回のDLCで追加されたポケモンを集めるという点においては、正直ストレスを感じる仕様でした。
新規ポケモンだけに偏らせるのも違いますが、それにしても出現割合については、もう少し考えてほしかったですね。

加えて、クリア後に解放されるスペシャルサーチにも問題があります。
通常の異次元ミアレを探索してポイントを集める必要があるうえ、一度に出現するスペシャルサーチは一つだけ。しかも内容は完全にランダムなため、目的のスペシャルサーチがなかなか出てこないです。それならばとリセマラも試してみましたが、変わらない仕様になっているようなので、余計に面倒でした。
せめて、出現順がランダムでも一通りプレイすることで、全ての異次元が出現するようにする、あるいは何回か繰り返した段階で確定で幻やレアポケモンの異次元が登場する、スペシャルサーチ自体を強化して2個、3個と出現する異次元の数を増やせるようにするなど、運に左右されすぎない程度の配慮は欲しかったところです。
正直なところ、ここまで運任せにするぐらいなら、異次元ミアレという全く独立したマップを用意し、その中にワイルドゾーンのような探索できるエリアを作ってくれたほうが、図鑑埋めとしてはずっと楽しめたのではないかと思います。
この仕様のどこに面白さを見出して実装したのかは、正直一度聞いてみたいですね。俺はそう感じたので、ここははっきりと不満点として語ります。
探索というより、ただの選択作業になっている図鑑埋め
俺自身は、フィールドを歩き回りながらポケモンを見つけ、自分の手で図鑑を埋めていく過程に楽しさを感じるタイプです。
ですが本DLCの図鑑埋めは、ランダムで出現した異次元ミアレを選択するだけの形式になっており、「ここにはどんなポケモンがいるんだろう」と考えながら探索する楽しさがほとんどありません。
結果として、表示されたラインナップを確認し、目的に合うものがあれば入るだけという作業になってしまっており、探索というより消化作業に近い印象を受けました。
自分で歩き、探し、発見するというポケモン本来の楽しさが、この図鑑埋めにはほとんど感じられなかったのは、正直かなり残念な点です。
メガカケラ上限999個は、さすがに少なすぎる
これは本編でも触れましたが、メガカケラの所持上限が相変わらず999個のままなのは、やはり少なすぎると感じました。
今回のDLCでは、新たに追加された技マシンや幻のポケモンを入手する際にメガカケラを使用することになりますが、1回の交換に必要な数がかなり多いため、ある程度集めようと意識してプレイしていると、すぐに上限へ達してしまいます。
またもう一つ、追加された技マシンの引き換え場所です。ワイルドゾーン17付近にいるNPCから交換できるのですが、DLCのストーリークリア後に発生するサイドミッション以外では触れられないため、気づかずにメガカケラを溢れさせてしまう可能性もあります。
俺はたまたま近くにいて早い段階で気づけたから良かったものの、これは正直かなり不親切だなと感じました。
結果として、たった1~2個分の交換をするためだけに一度引き換えへ行き、またメガカケラを集め直して…という流れを何度も繰り返すことになりますので、この作業が本当にだるかったですね。
素直に、所持上限を9999個くらいまで引き上げてほしかったというのが正直なところです。
スキップ操作が統一されていない
密かに不便に感じたのが、イベントシーンのスキップ操作が統一されていない点です。
本DLCでスキップできる主なポイントとしては、1つ目がアーシャがドーナツを作成するシーン。2つ目が、フーパにドーナツを食べてもらい、異次元ミアレへ向かうシーンがあります。
ただ、この2つのシーンはスキップの方法がそれぞれ異なっており、操作が統一されていないんですよね。
一度きりしか見ない演出であればまだ分かりますが、どちらもクリアするまでの過程で嫌になるくらい何度も見ることになる場面なので、そのたびに+とAの使い分けが地味にストレスでした。
細かい部分ではありますが、使う頻度が高いからこそ、スキップ操作はどちらかに統一してほしかったですね。
押し付けがましいほどのカラスバ推し
今回プレイしていて気になったのが、カラスバの登場頻度があまりにも露骨に多い点です。
マチエールやムクちゃん、ユカリさんといった他のキャラクターもバランスよく登場したうえでカラスバも出てくるのであれば、ここまで違和感は覚えなかったと思いますが、実際には、カラスバ以外のキャラクターの出番はかなり控えめで、どうしても偏りを感じてしまいました。
MZ団のメンバーよりも登場回数が多く、何なら本DLCから登場したコルニよりも出番があったのでは?と思うほど、ここまで出す必要があったのかなと感じました。
先に断っておくと、俺自身はカラスバというキャラクター自体は嫌いではありません。むしろ一番のお気に入りキャラクターでした。
どのコンテンツでも言えることですが、公式側の推しがあまりにも露骨に感じると、たとえ好きなキャラクターであっても、「押し付けられている感」が強くなってしまって、結果としてそのキャラクターの魅力よりも違和感や気持ち悪さが勝ってしまうので、もう少しバランスよく色々なキャラクターを出してほしかったですね。
明後日の方向に走り出すポケモン
おそらく特定のマップに限った話だとは思いますが、ポケモンに指示を出すと、なぜか明後日の方向に走り出す挙動が発生しました。
意図した行動を取ってくれないため、操作していてかなり違和感があります。
本編では、少なくともここまで露骨におかしな挙動はなかったはずですが、種類も少ない異次元ミアレでこうしたことが起きているのは、正直なところ残念に感じました。
時間制限があってなるべく時間を無駄にしたくないのに、こういう挙動によって時間が奪われる可能性があるのは非常に残念ですね。
アイテムを取得できない問題
異次元ミアレ内にはキラキラと光るアイテムが落ちていることがありますが、何故かアイテムを取得できない事象が発生することがありました。
幸い後にも先にもこの1回だけだったので致命的ではありませんが、タスクにはキラキラと光るアイテムを取得するものもあるため、見過ごせない不具合だと思います。
タスク自体は20個しか落ちていないアイテムを20個拾うといった極端な条件ではないため、達成不能になることはないとは思います。
ただ、もしこうした状況が何度も続いていたらと思うと、正直少しゾッとしましたね。
最後に
今回は『Pokémon LEGENDS Z-A M次元ラッシュ』を紹介しました。
初代からさまざまな『ポケモン』をプレイしてきましたが、ここまで出来の悪いのは正直見たことがありませんね。
「『ポケモン』というコンテンツをこの世から消滅させたいアンチが開発した」と言われたとしても、納得してしまいそうになるほどの酷さでした。
『ポケモンZA』発売からわずか2か月でのリリースという点も含め、価格設定、内容、そのすべてにおいて最低レベルです。
仮に「『ポケモン』だから手を抜いてもブランド力で売れる」と少しでも考えているのであれば、一度痛い目を見たほうがいいとすら思いました。
それくらい、プレイしていてストレスが溜まる作品です。
数少ないポジティブな要素を挙げるとするなら、ここまで早くDLCを発売したのだから、10世代の登場が来年11月頃になる可能性が高そう、という点でしょうか。
もちろん現時点では公式発表はないので、今は待つことしかできませんが、もし新作が出ないのであれば、「このDLCは一体何だったのか」と思わざるを得ません。
それでは、また。


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