おはこんばんちは。
先日行われた「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2026.2.5」で、突然現れたのが本作『TOKYO SCRAMBLE』です。
PVを見た限りでは「割と面白そうなのでは?」と感じ、そのまま購入してみました。
それでは、『TOKYO SCRAMBLE』のレビューを綴っていきます。
作品概要
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 |
|---|---|
| プレイ機種 | Nintendo Switch 2 |
| 発売日 | 2026年2月12日 |
| ジャンル | サバイバルパズルアクション |
| プレイ時間 | 約6時間 |
| プレイ状況 | ストーリークリア 難易度:Hope 難易度:Despairで少しプレイ |
| ソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.0 |
プレイ動画
良かった点
観察と判断が生死を分けるサバイバル
本作は、基本的に見つからないよう伏せたり、時には走ったりと、生き延びるための行動を取り続ける作品です。
そのため、まずZinoを観察して動きや特徴を把握したうえで、自分の判断を信じて進む感覚がとても気持ち良いですね。
仮に失敗したとしても必要な失敗だったと割り切りやすく、先につながる失敗なので苦になりませんでした。
逆に「こっちでいいのか?」と迷いが出てしまうことでやられてしまうこともあるので、とりあえず信じて進むことが大事だと感じました。
ただ、ダッシュも長時間できなかったりするので、アンの能力だけではどうしても限界があります。
そこで助けになるのがアプリの存在です。効果はそれぞれ異なりますが、Zinoの注意を引くことができるため、その隙に逃げるといった立ち回りが可能になります。
とはいえ、タイミング次第では反応してくれないこともあり、「アプリを使えば必ず助かる」という作りではありません。
そのため、状況判断と使いどころの見極めが重要で、なかなか絶妙なバランスに感じました。
何度も挑戦しながら最適解を見つけていく過程も含めて楽しめる作品だと思います。
逃げるだけじゃない、反撃のカタルシス
本作は基本的に逃げるゲームですが、しっかりとやり返せるタイミングも用意されています。
これもアプリを使うのですが、エレベーターを落下させて下にいるZinoを倒したり、ショベルカーで薙ぎ払ったりと、意外と大胆な反撃が可能です。
ちなみに後半になると、アプリを駆使して無双しているかのように感じる場面もあり、ゲーム性が一気に変わります。
この瞬間だけは「サバイバルアクションとは一体……」と思うほどです。
それでも、逃げる過程で散々苦しめられてきたZinoにこちらからやり返せる爽快感は抜群。
このカタルシスがあるからこそ、恐怖だけで終わらないのが本作の良さだと感じました。

難易度表記のセンスが光る
本作はHope(希望)とDespair(絶望)の2種類から難易度を選ぶことができます。
いわゆるイージー表記だと少し選びづらく感じてしまうタイプなので、このネーミングはとても上手いと思いました。
「絶望よりは希望の方がいいよね」という動機で自然にHopeを選べたのは、心理的ハードルを下げる工夫として上手いですね。
とはいえ、Despairと比べれば確かに楽ではあるものの、簡単かと言われるとまったくそんなことはありません。
一応希望は持てるかも…?という難易度ではありますが……。
世界観が最高
崩落後の世界を感じさせる空気感と、至る所に散らばる瓦礫が探索時の緊張感を高めていて、世界観の作り込みは非常に良かったと思います。
ステージが途中で切り替わる構成になっていますが、それぞれの場所で雰囲気がしっかり変わり、「このエリアらしさ」がきちんと表現されていました。
ただ、Sengokuステージに関しては、城までは分かるものの、メリーゴーラウンドや観覧車が存在しているのはさすがに違和感があり、思わず突っ込みたくなりましたね。




イマイチな点
設定とストーリーが噛み合わず違和感が残る
Zinoは恐竜の子孫という設定なのですが、なぜか一度だけ喋るシーンがあります。


そこで「音階が気に入ったから傍らに置く」といった趣旨の発言をしているにもかかわらず、実際にはアンを攫うどころか普通に殺しに来るんですよね。
チクタクがアンを玩具扱いしているので、襲ってくるのはまだ理解できますが、ショウグン自身や従っているはずのZinoまで同様に殺しに来るため、結局何をしたいのか最後まで分かりませんでした。しかもこのシーン以外ではZinoが会話する場面が一切無いため、意図がさらに分かりづらくなっています。結果として違和感だけが残る展開でした。
せっかくの豪華声優陣ですが、これだったら一切喋らず、本能のままに襲ってくるぐらいのほうが分かりやすかったかなと。仮に本当に傍に置きたいのなら、捕らえる行動を取る方が自然ですしね。
『TOKYO SCRAMBLE』というタイトル自体がアンが所属するバンド名でもあるため、何らかの形で音楽とストーリーを結び付けたかったのだと思いますが、現状ではバンドのボーカルであるアンが地上を目指してZinoから逃げ続けるだけの構図になっており、設定がストーリーに活かされているとは言い難く、少し残念でした。
とはいえ、最後の「私はアン!『TOKYO SCRAMBLE』のアンよ!」から次の曲「Hope」の発表を経てエンディングへ繋がる流れは良かったですし、Hope自体も良い曲でした。

正直なところ、ここまで中途半端になるくらいなら、音楽好きの少女が希望を胸に地下世界からの脱出を目指すというシンプルな構成で良かったと思いますね。
状況によっては詰むなど、粗さが目立つ
Zinoに見つかっても、特定の場所まで逃げ切れば追ってこない安地があるのですが、場所によってはそこに逃げ込むことで詰む可能性があります。
それが以下のシーン。
状況を説明すると、スタート付近で見つかってしまので、スタート地点に戻った際に起こりました。
スタート地点は安地になっているので、最後まで追ってくることはなく、本来Zinoは元の場所まで戻るのですが、挟まって戻ってくれなかったんですよね。
Zinoをすり抜けて進むということもできないので、このまま進行不能となったため、はリトライしました。
他だと、アクションとしては行けるのに、何故かゲーム側の仕様で行けない部分とかも割と気になりましたね。

あとはアクションとして伏せたら入れるようなところも、開き切るまで通れないなど……。
最後に
今回は『TOKYO SCRAMBLE』を紹介しました。
一番驚いたのは、本作がSwitch2独占だったことですね。
Steamでも配信されているんだろうなぁと思ったので、意外でした。
さて、本作は思っていた以上に楽しめたというのが正直な感想です。
サバイバル要素には粗さもあるものの、確かにそれらしさは感じられますし、時には敵を倒すこともできるため、逃げ続ける状況からやり返せる瞬間にはカタルシスがあります。
粗は目立つのが惜しいところですが、アップデートで改善されれば、サバイバルアクションとして良くなる可能性は十分にあると感じました。
最後に、難易度Despairで最初のステージをクリアしてみましたが、Hopeとは比べ物にならないほど難しく、まさに名前のとおり絶望的な難易度です。
心拍数の上昇が早すぎて全然ダッシュできず、Zinoの感知能力も大幅に強化されているため、「これどうすんねん」と思った程でしたが、時間がある際に他のステージも挑戦してみるかもしれません。
それでは、また。
©BINARY HAZE INTERACTIVE Inc.


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