【スターフォックス】オリジナルで十分。セリフや演出が劣化し、本作ならではの良さはほぼ無い【レビュー】

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おはこんばんちは。

密かに楽しみにしていた『スターフォックス』がとうとう発売されましたね。
マリオ映画にフォックス登場からの新作発表ということで、期待しておりました。

それでは、『スターフォックス』のレビューを綴っていきます。

目次

作品概要

2026年7月1日時点の内容です。

対応機種Nintendo Switch 2
プレイ機種Nintendo Switch 2
発売日2026年6月25日
ジャンルシューティング
プレイ時間約12時間
プレイ状況ノーマル勲章コンプリート
エキスパート勲章コンプリート
バトルモードも一通りプレイ済
チャレンジは少しだけプレイ
64コントローラーを使用
ソフトウェアバージョンVer. 1.1.0

良かった点

ルートごとにブリーフィングがある

同じステージでもクリアの仕方によってその後進むルートが変わりますが、ルートごとにブリーフィングが用意されているのは良かったですね。
『スターフォックス64』だと、ステージによっては一言二言で終わってしまいますが、今回はしっかりとペパー将軍とのやり取りを見られるようになっているので、ストーリーを深堀ってくれましたね。

タイタニアに飛ばされたスリッピーを助けに行く

リトライしやすく遊びやすい

プレイしていると、「これはやり直したい」と思う場面はかなり多くあります。
例えば、勲章まであと少し撃墜数が足りなかった時や、ゾネスでサーチライトをすべて破壊できなかった時など、その理由はさまざまです。

本作ではチェックポイントからのやり直しや、ステージの最初からのリスタートはもちろん、クリア後でも一つ前のステージを遊び直せるため、この点はかなり親切な設計だと感じました。

なお、『スターフォックス64』でもステージのやり直しは可能ですが、クリア後にリトライすると残機を失ってしまいます。

その点、本作にはそうしたリスクがないため、納得がいくまで何度でも気軽にやり直せるのは良かったですね。

ちなみに、エキスパートモードではコンティニュー不可となっていますが、やられる前にリトライすれば残機を減らさずにやり直せます。

そのため、難易度が高くても試行錯誤しながら攻略しやすく、この点は遊びやすさに繋がっていると感じました。

イマイチな点

印象的なセリフが無くなったのは残念

『スターフォックス64』をプレイしていて、印象に残ったセリフの一つが「アンドルフさまぁ~ごめんちゃい」でした。
最初のボスとして登場しても、あっさり倒されて退場するだけのキャラクターなので、普通なら特徴のない敵としてすぐに忘れられてしまいそうな存在です。

もちろん、こういったセリフが『スターフォックス』シリーズを象徴するものかと言われたら、そうではないでしょう。
ただ、そうした脇役の何気ない一言ですら強く印象に残るほど、『スターフォックス64』はセリフの魅力が際立ってと感じています。

他にも、「貴様たちは一体……」「スターフォックスだ」「そうだったのか~~っ」といった、発売から20年近く経った今でも思い出せるセリフが多くありましたが、本作では軒並み削除されているのは残念でした。

とはいえ、セリフが変わっても、また記憶に残るようなインパクトがあれば問題なかったと思います。

しかし、本作ではそうしたものは失われてしまい、印象に残らないただの雑魚ボスになってしまったのは非常に残念でした。

また、削除されていないセリフについても、どこか感情が乗っていないように感じてしまいました。

例えば、ペッピーの「決して諦めるな。自分の感覚を信じろ」という名言は、『スターフォックス64』と比べると重みが無く、心に響きません。
そう思って発した言葉というよりも、目の前に出てきた字を読まされているだけと感じたほどでした。

他にもコーネリアの序盤でスリッピーを助ける際のやり取りとかも含めて、結構違和感を感じるやり取りも多くて、正直オリジナル版から劣化を感じましたね。

ヒット演出が分かりづらく、爽快感が薄い

『スターフォックス64』では、攻撃が命中した時の演出がかなり分かりやすく、「攻撃が当たっている」という手応えがしっかり伝わってきました。

一応比較ということで、まずは『スターフォックス64』から。

続いて本作です。

今回はボス戦で比較していますので、体力ゲージを見ればダメージを与えられていることは分かりますが、雑魚相手でも同じようにヒット時の演出がかなり控えめなため、「ちゃんと当たっている」という感覚が伝わりづらく、爽快感も薄く感じてしまいました。

グラフィックがよりリアルになったことで、『スターフォックス64』のような派手なSEやヒット演出は世界観に合わないという判断だったのかもしれません。

それでも、対戦相手がいるゲームならともかく、ゲームはプレイしていてどれだけ気持ち良くなれるかが重要な要素だと思っています。
だからこそ、この部分は多少過剰なくらいにヒット演出を強調しても良かったのではないかと感じましたね。

長続きしそうにないバトルモード

ゲームキューブで発売された『スターフォックス アサルト』の対戦がかなり面白かったこともあり、それを超えるようなバトルモードを期待していました。

しかし、実際に遊んでみると正直微妙でしたね。

対戦そのものがつまらないわけではありませんが、ルールは3種類しかなく、さらに各ルールで遊べるステージが固定されており、3パターンしか遊べないので飽きやすいです。

せめて各ルールごとに複数のステージを用意してほしかったですし、最初は全員パイロットの状態でスタートし、マップ内に配置されたアーウィンやランドマスターにも乗ってバトルできるようなルールがあっても面白かったのではないかと思いました。

また、ランクマッチのような継続して遊びたくなる要素もないため、今後アップデートで新ルールや新ステージが追加されない限り、長期的に楽しめるコンテンツにはなりにくいと感じました。

それに、現時点でも人数が集まらずBOTが混ざることがあるため、このままだと比較的早い段階で過疎化してしまうのではないかという気もしています。

キーコンフィグ不可

地味に不満だったのが、キーコンフィグに対応していない点です。

まず、Proコントローラーでの操作は以下のようになっています。

いくつかパターンはほしかった

後にも触れますが、本作は宙返りやUターンがやや出しづらいため、ボタン一つで操作できるProコントローラー自体は魅力的でした。

そのため、最初はこちらでプレイしていたのですが、ボタン配置がどうしても自分には合わず、最終的には64コントローラーで遊ぶことにしました。
結果的にバトルでもMVPを取れるようにもなったので、64コントローラーに変えたことは正解でした。

ただ、チャージショットを溜めながらボムを撃つ操作が、この配置だとかなりやりづらいです。

そのため、レーザー(A)とブレーキ(B)の配置を入れ替えたかったですね。
そうすれば64コントローラーと同じ感覚で操作できますので、Proコントローラーを使っていてもオリジナル版を遊んできた人に馴染みやすかったのではないかと思います。

一応、本体のコントローラー設定でAボタンとBボタンを入れ替えることで対応はできますが、その場合は決定ボタンまで変わってしまうため、根本的な解決にはなりません。

いくつか操作タイプを用意するか、キーコンフィグに対応していれば解決できる問題だっただけに、この仕様は非常に残念でした。

宙返り・Uターンが出しづらい

本作をプレイしていて特に気になったのが、宙返りやUターンの操作性です。

今回はキーコンフィグの理由で64コントローラーを使用してプレイしていたため、操作方法自体は『スターフォックス64』と同じ環境でした。

しかし、本作では宙返りやUターンを入力したつもりでも、ブーストやブレーキが発動してしまうことがかなり多かったんですよね。

ただ単に下手になっただけとは思ったのですが、念のため『スターフォックス64』でも同じようにプレイして確認してみたところ、そちらではブーストやブレーキが誤って発動することは一度もありませんでした。

そのため、本作の入力受付に違和感があるように感じました。

アーウィンとかの操作感が遊びやすさに直結するだけに、この点は非常に気になりましたね。

最後に

今回は『スターフォックス』を紹介しました。

一言で言うなら、ガッカリでした。

各キャラクターのセリフはほとんど響かず、その結果、登場キャラクターの個性が薄れ、敵キャラクターについても印象に残る存在がほとんどいませんでした。
また、操作性の悪さやヒット演出の物足りなさなど、プレイ中にストレスや違和感を感じる場面も多くありました。

そこで、「実は『スターフォックス64』は思い出補正で神格化していただけで、今プレイしたらそこまで面白くないのでは?」と思い、改めて1周クリアまでプレイしてみました。

結果として、今遊んでもめちゃくちゃ面白かったです。
ということで、本作を遊ぶくらいなら、NSO+追加パックで『スターフォックス64』を遊んだほうが満足度は高いと思います。

本作の良い点としてリトライのしやすさを挙げましたが、Nintendo Classics版でも本作ほど便利ではないものの、巻き戻し機能などを使えばある程度はやり直しができます。

そのため、本作ならではの良さはほとんどなく、あの名作をここまで駄作にしてしまったことには、ある意味感心してしまいました。

『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』にフォックスが登場し、その流れで新作が発表された時は本当に嬉しかっただけに、実際にプレイした結果がこの内容だったのは非常に残念です。

それでは、また。

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