おはこんばんちは。
ゲームフリーク開発の新作『Beast of Reincarnation』がついに発売されましたね。
『ポケモン』のイメージが強いゲーフリが、どんな作品を生み出したのかという興味から購入してみました。
それでは、『Beast of Reincarnation』のレビューを綴っていきます。
作品概要
| 対応機種 | PlayStation 5 Xbox Series X|S Windows(Steam・Microsoft Store) |
|---|---|
| プレイ機種 | Windows(Microsoft Store) OS:Windows 11 Home |
| 発売日 | 2026年8月4日 |
| ジャンル | アクションRPG |
| プレイ時間 | 約30時間 1周目クリア時点:約24時間30分 |
| プレイ状況 | 1周目までストーリークリア 1周目難易度:ノーマル途中からハード 2周目:New Game+で途中まで |
| ソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.6 |
プレイ動画
良かった点
モフモフで頼れる相棒クゥ
旅の相棒となるクゥ。
めちゃくちゃモフモフな毛並みで、見ているだけでも癒されます。正直、戦闘そっちのけで毛をモフモフしたいぐらい可愛い存在です。
ですが、仲間としても非常に頼もしく、開花技によるサポートはもちろん、エマの最大HPを上げたり、一度やられても蘇生したりと、様々な形で支えてくれます。
見た目の可愛さだけでなく、戦闘面でも頼れる相棒でした。

世界観に合ったBGM
退廃的な世界観に合った、儚さを感じられるBGMが良かったですね。
別のステージでも同じBGMが流れることがあり、種類自体は少なめに感じましたが、それでも世界観との相性が良く、雰囲気作りには一役買っていたと思います。
ただ、本作ならではの良さというよりは、「これ、『ニーアオートマタ』ですよね?」と言いたくなる部分ではありましたね。
探索や移動は楽しい
気になる点もあるものの、探索自体は楽しめています。
ただ、武器や宝箱を見つける嬉しさというよりは、ジャンプボタン長押しによる空中飛翔や、穢れ髪による跳躍といった、移動の快適さが非常に大きかったですね。
『ゼノブレイドクロス』でドールを入手する前のように、強引に山道を登っていけるので、そういったルートを見つけることに楽しさを感じていました。
弾きが気持ち良い戦闘
戦闘アクション面で気になる点はあるものの、基本的な戦闘は面白いと感じました。
とにかく弾かなければ本作の戦闘は始まらないと思えるぐらい、弾くことが重要です。クゥの開花技を使用するためにも、弾いてゲージを溜める必要がありますからね。
そこに比重を置いているからなのか、弾きの判定は比較的緩めで、雑魚からボスまで「ここで弾いてください」と言わんばかりのモーションが多い印象です。
ただ、雑魚敵が集まってきた時は一気にキツくなることに加え、弾くことに比重を置きすぎているため、若干単調さを感じる場面もあります。
それでも、弾くこと自体の気持ちよさはしっかり味わえるので、そこに魅力を感じる人であれば十分満足できると思いました。
イマイチな点
ヌシ戦全般が物足りない
そのステージごとにヌシと呼ばれるボス戦がありますが、色々と残念に感じました。
ヌシについては、かなり気になった点があるので、分けて触れていきます。
達成感を感じにくい
ヌシのモーションパターンがかなり少なく、何なら雑魚に少し手を加えた程度という印象です。
負けたのも数回ぐらいだったので、難敵を乗り越えたような達成感はほとんど得られませんでした。
ソウルライク作品をサクサク進められる人には、難易度ハードでも物足りないと思いますね。
正直、雑魚を複数体相手にするほうがキツイです。

展開が似たり寄ったり
次に、1回目のヌシ戦後の展開が、ほぼほぼ以下のような展開になります。
- ヌシを弱らせる
- 逃げる
- 追いかける
- ヌシ2回目
- 進化(第2形態)
後半からはこういった展開ではなくなっていくものの、中盤まではワンパターンすぎて割としんどさを感じてしまいましたね。
色違いのヌシ
最初は様々な種類のヌシが登場するのですが、中盤以降はこれまでに倒したヌシの色違いが登場するようになります。
何か変わるのかというと、一応強くはなっているようですが、違うモーションがあったか思い出せないほどモーションもほぼ同じです。強くなっているような感覚もほとんどありませんでした。
正直、『モンハン』シリーズの通常種と亜種のほうが、見た目も行動パターンも違いが分かりますし、色違いは『ポケモン』シリーズだけで十分です。
おまけに、フィニッシュ時のエマとクゥの連携演出まで同じです。
これだったら、ステージ数を減らして、その分密度を濃くしてほしかったですね。
家屋の構造が似たものばかり
探索中にアイテムや武器を見つけた際は積極的に取りに行っていたのですが、似たような構造の家屋がかなり多い印象でした。
そのため、初めて入った建物のはずなのに、既視感を覚える場面が非常に多かったですね。
水場の判定が分かりづらい
残念ながら、エマは泳ぐことができません。
そのため、水に入ると体力が減少し、陸地へ戻されてしまいます。
ただ、場所によっては浅瀬なのか深い場所なのかが非常に分かりづらく、そのまま突っ込んで溺れてしまうこともありました。
正直、泳げるようにしても良かったとも思いますね。
共鳴加速や回復の操作性が悪い
戦闘自体は面白くないわけではありませんが、アクションの操作性がかなり気になりました。
今回特に気になったのが、共鳴加速や回復だったため、以下よりその2点について触れていきます。
共鳴加速
共鳴加速は、共鳴ゲージを消費して時間の流れをスローにし、一方的に攻撃できる強力なシステムです。
ただ、攻撃モーション中には発動できない仕様となっており、一度攻撃を止めてニュートラルの状態に戻してから発動する必要があります。攻撃中にそのまま発動して連続で叩き込めたほうが気持ち良いだけに、一旦攻撃を中断しなければならないのは爽快感が削がれましたね。
流れるようにアクションができれば、もっと楽しめたとは思うので、非常に残念と言わざるを得ません。
回復の使用
また、回復についても先行入力を受け付けない仕様のようで、しっかりとアクションを止めてから回復しなければなりません。
そのため、操作に慣れていない序盤では、回復したはずなのに回復していないという場面が結構あり、地味にストレスでしたね。
カメラが近すぎて見づらい
全体的にカメラがキャラクターへ寄りすぎているため、お世辞にも見やすいカメラアングルとは言えません。
特にボスのような大型の敵が相手でも同様にカメラが寄るので、敵の攻撃モーションが非常に見づらく、ところどころ勘に頼る場面もありました。
任意で調整できるようになるのかなど、具体的な改善内容は分かりませんが、次回のアップデートで改善予定とのことなので、期待したいですね。
インタラクト範囲が狭すぎる
探索中は、宝箱を開けたり、道中に落ちているアイテムを拾ったり、各地にいる伝承ゴーレムと会話したりと、様々な場面でインタラクトを行います。
ただ、対象へのインタラクト範囲が狭すぎて、意図せずジャンプをしてしまう場面が結構多かったですね。
遠すぎても近すぎても反応しないため、位置を細かく調整しなければならず、地味にストレスでした。

字幕が小さすぎる
テストプレイで誰も疑問に思わなかったのだろうかと思うレベルで、字幕がかなり小さいです。
せめて、字幕の大きさは最初から変更できるようにしてほしかったですね。
ただ、この点については次回のアップデートで改善予定とのことなので、少しでもプレイしやすくなることを期待したいところです。

イベントシーンをほとんどスキップできない
2周目をプレイしていて一番気になったのは、イベントシーンをほとんどスキップできない点でしょうか。
2周目以降限定の難易度があるのでクリア後もプレイしていたのですが、サクサク進めるためにイベントシーンをスキップしたいと思っても、結局見なければなりません。テンポが悪すぎて、途中までプレイしたところで一旦やめたレベルです。
一応、会話シーンはボタン連打で早送りできるものの、正直そこまで早くなるわけではありません。また、スキップできるシーンはほんのごく一部です。そのため、イベントシーン全般をスキップできるようにしてほしかったですね。
周回要素ありきの作品でこれはちょっと面倒臭さを感じました。ただ、次回のアップデートでストーリーのテンポ改善が予定されているので、どこまで改善されるのか期待したいですね。改善されたら、続きからプレイしたいと思っています。
アップスケーリングの設定が勝手に戻る
PC版限定ですが、アップスケーリングの設定が保存されません。
NVIDIA DLSSに設定して保存しても、一度ゲームを終了すると、次回起動時にはAMD FSR1へ戻ってしまいます。
その都度設定し直せば済む話ではありますが、毎回設定し直すのはやはり手間なので、アップデートで修正してほしいところですね。
気になった点
納刀と抜刀の仕様が気になる
割と気になったのが、自分の好きなタイミングで納刀できない点でしょうか。
フィールドを移動している際も常に抜刀した状態なので、地味に気になりました。
探索中ぐらいは納刀した状態で移動したいので、戦闘時だけ自動で抜刀する仕様でも良かったのになぁ……とは密かに思いました。
最後に
今回は『Beast of Reincarnation』を紹介しました。
開発がゲームフリークということで、万が一にも『ポケモンZA M次元ラッシュ』みたいなものが出てくる可能性も考えたら、正直あまり期待はしていませんでした。そんな低めの期待値だったのが結果的に良かったのか、思っていたより楽しめました。
とはいえ、『SEKIRO』や『ニーアオートマタ』、『Stellar Blade』など、色々な作品の影響を受けていそうな印象はあるものの、それらを一つでも超えているかと言われたら、残念ながら超えてはいません。
クゥとともに戦えるという点は本作ならではの魅力かもしれませんが、それを踏まえても、本作ならではの強みをあまり感じられなかったのは残念でした。
面白くないわけではありませんが、「購入したユーザーがデバッグをしているのでは?」と言いたくなるレベルで、テストプレイ時に気にならなかったのだろうかと思う箇所が非常に多く、粗が目立ちました。
今後アップデートを重ねることで面白くなる可能性はありますが、ゲームフリークということもあり、そこまで大きな期待はしていません。
とりあえず、アップデートでストーリーのテンポが改善されたら、2周目クリアを目指して再開したいと思います。
それでは、また。


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