おはこんばんちは。
整理のために初めてYahoo!フリマで出品をしたところ、2000円引きのクーポンを貰いました。
期限が短かったので、何に使おうか迷いましたが、どうせならと本作を選択することにしました。
そんなクーポンでたまたま手に取った、『Shadow Labyrinth』のレビューを綴っていきます。
作品概要
対応機種 | Nintendo Switch Nintendo Switch 2 PlayStation 5 Xbox Series X|S Windows(Steam) |
---|---|
プレイ機種 | Nintendo Switch 2 |
発売日 | 2024年7月17日 Nintendo Switch Nintendo Switch 2 PlayStation 5 Xbox Series X|S 2024年7月18日 Windows(Steam) |
ジャンル | 探索型2Dアクション |
レビュー時点のプレイ時間 | 約32時間 |
レビュー時点のプレイ状況 | ストーリークリア マップは一部コンプリート |
レビュー時点のソフトウェアバージョン | Ver. 1.0.3 |
良かった点
広大なマップと探索の楽しみ
マップはどこもなかなか広大です。
分岐する道も多く、俺は調べないと気が済まないタイプなので、一つ一つ潰しているうちに時間があっという間に過ぎていった印象があります。
後半になるとワイヤーアクションや二段ジャンプといった移動手段も解放され、探索の幅が一気に広がります。今まで行けなかった場所に行けるようになり、「あそこにはどんなアイテムはあるんだろうか」と確かめたくなる箇所が一気に増えましたね。
メインストーリーでは立ち寄らない場所も多く存在するため、どこまで探索するかによってプレイ時間が大きく変わってくると思います。
定価3,940円の作品にしては広大だとは思いますので、探索量によってはお値段以上とも言えるかもしれません。
イマイチな点
チェックポイントの少なさが探索を苦痛にする
チェックポイントの少なさが探索を苦痛にする
メトロイドヴァニアというジャンルは、基本的に探索の面白さがある程度保証されているというイメージを持っていました。
しかし本作は、探索が楽しさよりも苦痛に感じる場面が多かったです。その大きな理由が、チェックポイントの少なさと、なぜか2種類用意されている点にあります。
まず2種類のセーブポイントについて。
一つはセーブに加えて、強化やHP回復、回復薬の補充、さらにはファストトラベルまで行えるしっかりした休憩所です。
もう一つは、セーブとHP回復だけが可能な中間ポイントのような存在です。
後半はワイヤーアクションや二段ジャンプが使えるようになり探索の幅が増えたことで、今まで行けなかったところを調べられるのが楽しいと感じる反面、セーブポイントが少なすぎることで、そこに行くまでの道のりが長く面倒臭く感じる場面が多くありました。
また、ゲーム内のショップで購入できるアイテムが無いと、セーブポイント以外ではファストトラベルが不可なのもなかなか不便でした。
セーブポイントの少なさをカバーするためなのか、色々とショートカットの開放はあるものの、それだけに形だけで意味のない道も多く、「ここまで行ったのに何もなしですか…w」と乾いた笑いが出ることもありました。
セーブポイントの数を2-4倍に増やして、中間ポイントを全てセーブポイントに切り替えるだけでかなり快適になるのに、あえて不便路線に行くのがよく分かりませんでしたね。
それぞれ操作性に難あり
操作性自体もあまり快適とは言えません。
本作は「剣士」と「ミニパック」、そして「GAIA」の3種類を操作することになりますが、いずれも気持ち良いとは言い難い操作性でした。
以下に、それぞれの感想をまとめます。
剣士
本作で最も操作するのは剣士ですが、十字キー上の「調べる」や掴んだ後の着地など、小さな違和感が積み重なり、全体的にモヤッとする操作性でした。ただし、この点についてはそこまで大きな問題ではありません。
問題なのは、掴めるはずの場所でも時折うまく掴んでくれないことです。本来ならそのままスムーズに次の行動へ移れるはずなのに、なぜか反応せずイライラする場面がありました。
あとは、ワイヤーアクションの操作性が気になる点がありました。
さらに、ワイヤーアクションの操作性がかなりよろしくないと感じました。自動的に対象をロックしないため、せっかくワイヤーを出しても対象を捉えられず、アクション自体が成立しないことがあるのです。加えて、連打中にスティックの方向を変えても、なぜかワイヤーの方向が変わらないことがあり、思った通りに動かせないストレスを強く覚えました。
ミニパック
これが真の地獄です。
特殊なレールを進む際にミニパックとして移動するのですが、ジャンプの方向が本当に分かりづらい。
スティックを倒している時と、オートで進んでいる時、更には攻撃時でジャンプの軌道が変わるため、ジャンプ軌道のガイドラインがあってもかなりややこしく感じました。
さらに、手動操作時の曲がり角では、進行方向に合わせてスティックや十字キーを入力しないと進めません。
『バイオ』や『バイオ2』のような固定カメラ作品のように、カメラが切り替わってもスティックを倒し続けていれば進行方向が維持されたら良かったですが、本作では毎回きっちり入力し直す必要があるのが大きなストレスでした。

幸いストーリー上でミニパックを使う場面は少ないのですが、一部にはミニパック状態でクリアしなければならないMAZEがあります。
MAZE自体はマップ各地に配置されていて、クリアすると強化アイテムを入手できる程度で必須ではありません。ですが、ストーリー終盤に登場するMAZEだけは突破しないとラスボスに挑めません。
必須のMAZEは確かに難しいですが、マップ各地にある任意のMAZEと構造が似ており、事前に任意の方も挑戦していた俺にとっては「これ、進研ゼミでやったところだ!」みたいな感覚になり、比較的スムーズに突破できました。
ただ、任意のMAZEをスルーしていたプレイヤーにとっては、いきなり必須の高難度MAZEに直面することになります。ニュートラルジャンプを駆使すれば、結構何とかなる部分はあるものの、それでもこれは正直投げ出してもおかしくないレベルで、せめて有効時間の緩和ぐらいは必要だったのではと感じました。
GAIA
この時点ではこれがGAIAだとは分かりませんでしたが、「これも操作できるのか!」と一瞬高揚しました。

しかしその期待は一瞬で終わりました。理由は、操作があまりにももっさりしているからです。操作した瞬間、まるでサウナから水風呂に一瞬で移動したかのように、急速に冷めてしまいました。
一応、苦戦時にGAIAで戦うこともできますが、必須の場面以外ではほとんど使いませんでしたね。『アーマード・コア』のようなスピード感までは求めませんが、それにしてもあまりにも操作性が重たすぎると感じました…。
こういう仕掛けは面白いのか疑問
一部のマップには「これはさすがに理不尽では?」と感じる仕掛けがいくつかありました。
特にイライラしたのが、ストーリー進行に必須のトゲゾーンです。
てっきり隠しアイテムがある程度だと思って進んだのですが、ここを通らないと先に進めない仕様でした。
しかも、一度トゲに触れるとダメージは小さいのに、最後に居た場所まで強制的に戻されてやり直し…。
理不尽さを感じましたし、クリアした後も「これ楽しいのかな?」と疑問しか残りませんでした。達成感は正直ゼロです。
ほかにも、プレス機だらけのエリアがありました。
剣士やミニパックを駆使して進まないといけないのですが、仕掛けの多さにうんざりしました。幸いそこまで苦戦せずに突破できたのは救いですが、ショートカットがあっても操作性の悪さが相まってかなり面倒臭く感じましたね。
アクションがまだマシだったのならば、こういった部分も少しは楽しめたのかもしれませんが……。
単調な戦闘、敵はモーションが少なく無駄に硬い
戦闘はつまらなくもないですが、決して楽しいとも言えません。
理由としては、まずアクションが単調すぎること。ゲージ消費技も複数ありますが、結局は弱3連攻撃がメインで、その攻撃も軽い感覚で振っているだけなので、手応えや爽快感に欠けます。
さらに敵は無駄に硬く、モーションも少ないためすぐに飽きてしまいます。これが雑魚敵なら多くても弱3連×2で殆どは倒せるので許せますが、ボスですらモーションは多くて4種類程度。すぐにパターンは覚えられるのに体力だけはやたら多いため、戦っている最中にダレてしまいます。
その状態が最初からラスボスまで続くので、特にボス戦は「楽しさ」よりも「つまらなさ」が勝ってしまいました。
本作は死にゲーでもないのに、マップは無駄に複雑で、肝心のボス戦は単調すぎる──結果として、ゲーム全体のバランスはガバガバだと感じざるを得ませんでした。
Switch2版のパッケージを出す意味
最初はSwitch2版のパッケージを購入するつもりでしたが、あることに気付いてやめました。
それは──Switch2版のパッケージにはゲームカードが入っておらず、ダウンロードコードしか封入されていない点です。
ちなみに今回購入したSwitch版にはしっかりゲームカードが入っており、Switch2で遊ぶ際には無料のアップグレードパスを利用できます。Switch2でキーカードならまだ分かるのですが、ダウンロードコード封入でパッケージ販売というのは、正直いまいち意味が分かりませんでした。
もちろん、直接ストアで買うよりもパッケージ版の方がポイントが付いたり、若干安かったり、あるいはコレクション目的での需要もあると思います。ですが、「パッケージ版=ゲームカード入り」と思い込んで購入し、実際はコードだけだった…というケースも十分あり得るでしょうね。
今後発売予定のタイトルでは、『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』のSwitch2版もダウンロードコードのみの封入になるようです。
そのため、売却を前提に購入する場合は注意が必要ですね。
最後に
今回は『Shadow Labyrinth』を紹介しました。
クソゲーとまでは言いませんが、正直面白くもないというのが率直な感想です。
メトロイドヴァニアとして、『メトロイド』シリーズ(GBA以降)、『ホロウナイト』、『エンダーリリーズ』、『エンダーマグノリア』、『Dead Cells』、『Salt and Sanctuary』などを遊んできましたが、その中で一番面白くなかった作品というのが正直なところです。
ここでも触れたとおり、ジャンルとしてある程度の面白さが保証されていると思っていたメトロイドヴァニアですが、やりようによってはここまで微妙になるのかと驚かされました。逆に、メトロイドヴァニアだから、クソゲーとは言えない程度で済んでいる…とも言えますが。
敵を倒して捕食し、アクセサリーを作るための素材を得るといった独自性はあるので、もう少し既存のメトロイドヴァニア作品を研究していれば、ここまで残念な仕上がりにはならなかったのでは…とも感じます。
それでは、また。
コメント