【OPUS:Prism Peak】映像作品としては良い。だがゲームとしてはイマイチ【レビュー】

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おはこんばんちは。

『OPUS』シリーズは一応全てプレイしているので、本作も例に漏れず、プレイしてみました。

それでは、『OPUS:Prism Peak』のレビューを綴っていきます。

目次

作品概要

2026年4月28日時点の内容です。

対応機種Nintendo Switch
Nintendo Switch 2
Windows(Steam)
プレイ機種Nintendo Switch 2
発売日2026年4月16日
ジャンルさよならを撮り直す、フォトアドベンチャー
プレイ時間約12時間
プレイ状況ストーリークリア
エンディングは未コンプ
ソフトウェアバージョンVer. 1.22.2

良かった点

旅を通じて変わっていく主人公

まず、主人公ユージンと、記憶喪失の少女という組み合わせが非常に良かったですね。

二人の距離感が絶妙で、近すぎず遠すぎずという関係性が心地良く、そんな二人が一緒に旅をしていく姿には、不思議と胸に来るものがありました。

ちなみに、ユージンはお世辞にも人生がうまくいっているとは言えず、どこか人生を諦めかけているような中年のおじさんです。

人生って難しい

ただ、そんな彼が今回の旅を通じて、少しずつ前を向けるようになっていくんですよね。

もちろん、「すべてを乗り越えて完全復活しました」というような分かりやすいハッピーエンドではありません。
それでも、傷ついて立ち止まっていた人が、長いトンネルの先にようやく光を見つけ、前へ進むきっかけを掴めた――そんな物語として描かれていたのが非常に良かったです。

俺自身もユージンと同じ中年のおじさんなので、少しリンクしてしまったところもあったかもしれません。

ストーリーを引き立てるBGM

本作のBGMは、単にストーリーを見るだけではなく、聴くことでも空気感や感情が伝わってくるような楽曲になっていました。

「この曲が特別印象に残った」というよりは、各シーンや状況に合わせたBGMの使い方が非常に上手く、作品全体の雰囲気作りに大きく貢献していたと感じます。

静かな場面、不穏な場面、感情が動く場面など、それぞれでしっかり空気を作ってくれるため、映像作品としての没入感を高めてくれる要素になっていました。

イマイチな点

写真撮影がとにかく面倒

本作の醍醐味は写真を撮影しながらストーリーを進めていく点にありますが、正直この撮影周りの仕様はかなり面倒に感じました。

まず、撮影時はカメラを構えたまま移動することができません。
そのため、被写体がうまく収まっていなかった場合は、一度構えを解除して移動して、再度構え直す必要があります。

ノートへの記録やストーリー進行だけを目的にするならそこまで問題ではないのかもしれませんが、俺自身は撮影そのものも楽しみたかったので、構図などには少しこだわりたかったんですよね。

ただ、本作にはズーム機能も存在しないため、距離を調整したい場合はやっぱり毎回移動して構え直す必要があり、これを何度も繰り返すのはかなりだるかったです。

さらに、ストーリーが進むと絞り調整の要素も追加されます。
これ自体はカメラらしさを出す要素として悪くないのですが、場所によっては明るいのか暗いのか判別しづらく、いざ撮影してみたら真っ暗な写真になっていることもしばしばありました。

洞窟や日陰のように分かりやすい場所なら問題ないのですが、判断しづらい場面では何度も撮り直すことになり、次第に撮影そのものへ面倒臭さを感じてしまいました。

移動と撮影し直しがとにかく面倒

会話に違和感がある

本作は、三木眞一郎さんや市ノ瀬加那さんなど、有名声優が起用されており、キャスト面にはかなり力が入っている印象を受けました。

ただ、その一方で会話部分には少し違和感がありましたね。

演技自体は良いのですが、翻訳自体に不自然さを感じる場面があることに加え、日本語なら普通は少し間を置いて話しそうな箇所でも、そのまま続けて喋っている場面が多いんですよね。

そのため、会話がどこか噛み合っておらず、やり取りに違和感を覚える場面がかなり多かったです。

クリア後のやり残し回収が面倒

クリア後は、再びクリア済みのチャプターを遊べるようになります。
本作はバッドエンドも含めてエンディング数が多いので、エンディングの回収や撮り逃した写真の撮影など、やり残し要素を回収することができます。

ただ、このやり残し回収がかなり面倒でした。

というのも、1周目で記録されたノートの内容が引き継がれないんですよね。
そのため、自分がどこまで回収していたかを別でメモでもしていない限り、結局ほぼ全部を撮り直すような状態になってしまいます。

せめて取得済みの情報くらいは引き継いでほしかったですね。
また、移動速度がお世辞にも早いとは言えないので、このテンポでいろいろなやり残し要素の回収はちょっときついです。

ちなみに、ノートの内容についてはアップデートで改善され、引き継がれるようになったようです。
ただし、対応しているのはSteam版のみ。

Steam版では4月28日にアップデートが配信されていたため、Switch2版もGW明けくらいには来るかと思っていたのですが、5月終了時点ではまだアップデートされていませんでした…。

最後に

今回は『OPUS: Prism Peak』を紹介しました。

早い段階でクリアしていたのでその段階でレビューを書こうと思っていたのですが、4月28日にSteam版でアップデートが行われ、その内容がかなり魅力的だったんですよね。

ただ、残念ながらSwitch2版のアップデートはまだ先とのことで、「どうせなら適用後に改めてプレイしてからレビューを書きたい」と思い、しばらく待っていましたが、現時点でもまだアップデートは配信されておらず……。
そろそろ別のソフトに目を向ける時期にもなってきたのと、ここまで時間が空いてしまったことで、今から再プレイする気力も正直湧きません。

今後アップデートが来たとしても改めてプレイすることはおそらくないだろうと思い、今回レビューを書くことにしました。

もうタイトルにもしてしまいましたが、映像作品として見るなら非常に良かったですし、個人的にはアニメ映画として観てみたいと感じるほどでした。

ただ、その一方で、ゲーム体験として見た場合には不便さや気になる部分も多く、正直「うーん……」となってしまう作品でもありましたね。

それでは、また。

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